July 29, 2005

I have no idea what the hell "電池切れ症候群" is...

昨日夜遅くからIMに励んだ結果更新する時間はおろか睡眠時間まで削られてしまいボーッとしながらも2日分一度に更新するという夏休みの宿題を8月31日までやらなかった小学生のような暴挙に出たPESSです今晩は。

 アクセス解析の結果、ここ数日何故か「電池切れ症候群」というキーワードで検索エンジンからここへお越しになられるイチゲンさん達がこぞってここのページをご覧になるため、カウンタの数字がインフレ気味なのがちょっと気になったりします。

そんな検索エンジン経由でお越しの方々に単純な質問なんですが、ここ書いてる人間は、太平洋の約5000マイル彼方で「電池切れ症候群」がなぜ今日本でトレンドなのか頭を抱えています。そしてその症候群とは、当サイトで1年ほど前に取り上げたものなのでしょうか?

 それが気になっても睡眠不足のため夜にぐっすり眠れそうですが、この素朴な疑問に答えていただければ幸いです。

July 28, 2005

小さい新球場で大きく

ちょっと話題に乗り遅れた感がありますが、先日サンフランシスコ・クロニコルにこんな記事が↓。

"A's will go small to sell big - A new 35,000-seat ballpark may boost season tickets" (Tom FitzGerald)

これによると、オーナーグループの筆頭格ルイス・ウルフは、席の希少価値を高めシーズン券収入を増やすために、新球場の収容人員をSBCパークや、それよりも小さいフェンウェイ・パーク並みの35,000人程度で計画することを明らかにしたようです。今シーズンの一試合平均の入場者数が約24,000人に対して、マガフィー・コロシアムの収容人数が43,662人と明らかに多いので、ファンが常に当日券があると分かっているために、シーズン券が売れなくて収入が伸びていないそうです。

 いくら人気球団の対岸に本拠地を置くチームでも、水曜日、内野5階席2ドルデー Presented by BART でも球場はおろか叩かれた5階席も満席になることはまれ、という状況ですので、球団が新たに設定した計画収容人員は妥当な線ではないでしょうか。

 観客席が小規模になることに加え、球団側は野球専用球場にふさわしい、ファールゾーンの狭いフィールドにすることも明らかにしていますので、現在難航している建設資金確保や、予定地選定も楽になるように思います。フィールドも観客席もこぢんまりしたものになるということは、必要用地面積も小さくなるはずですので、ここで取り上げられている数々の試案の一つ、オークランドのダウンタウン北寄りに建設する ”Uptown Urban Plan” のデメリットが無くなります。必要予算も小さく、BARTの19th St.駅からわずか1ブロックしかなくフリーウェイもすぐ近くを走っていますので交通の便は抜群ですし、新球場効果でダウンタウンの治安も少しはよくなるかもしれません。

 ほぼすべてを民間資金でまかなったSBCパークの建設・運営が表面上は成功していることから、オークランド市が建設資金提供に否定的ですが、A'sのオーナーグループにはGap創立者の息子で大富豪のドナルド・フィッシャーがいますので、その財布を頼りにそろそろ本格的に新本拠地建設を始めていただきたいところです。

July 27, 2005

低予算で野球を観ながら健康的な小麦色に

やることてんこもりの中、気がついたら何故かオークランドに居ました。

・・・というわけで、今朝U-Haulのトラックをフリーウェイで転がしながら、101とI-280のジャンクションで、必要に迫られたので4車線一気に車線変更しつつ、無事に返却。道行く人々の雰囲気からして治安がイマイチな場所で足が無くなってしまったため、どうにかするためバス停で待っていたところ、一番最初に来たバスがダウンタウン行きの快速バスだったため、帰宅して荷物片付けるはずだった予定が突然変更、海を渡って球場でアスレチックス戦を観てきました。

 水曜日12時半開始の試合に誰が来るのか不思議で仕方なかったんですが、コロシアムには自分の他にもウィークデーの日中に野球観戦する暇人が4万330人いて、いつもなら窓口に5人並んでいるとイライラする当日券売り場には長蛇の列。球場に着いたのが試合開始直前だったので、水曜恒例・内野5階席の2ドル券が何と売切れ。開いていたのは18ドルの外野3階席のみでした。

 今日こんなに混んでいたのは、おそらくその出血サービスチケットでも、1ドルホットドッグでもなく、年に一度のこのイベントのため。スタンドで直射日光に焼かれ、少々ヘタレ気味で見つけた先ほどのリンク先の記事で気になったのは、ハーデンの笑顔がオフィシャルプロフィール用の写真と全く一緒であること。

もしや営業笑いか?

インディアンズ@A's 第三戦

ほぼ満員状態で、券を買うのにもホットドッグを買うのにも並ばなければ行けなかったため、普段ならすべて試合が始まるまでにできたところ、球場内に入ったのが1回表終了時、それにホットドッグを買って自分の席に着いた時には2-1でインディアンズが逆転した後でした。

 その間に起こったことは・・・

  • 1回裏、1番ケンドールの2ベースヒットでA'sの攻撃が始まると、2番スイッシャーも2ベースヒットを放ち、この間にケンドールがホームを踏んでA'sが先制点を得るも、その後クロスビー、チャベス、ハッテバーグが凡退。1-0でA's。

  • インディアンズは直後、ベリアードがノーアウトからヒットで出塁すると、ブーンがレフトへ2ランホームランを放ち逆転。さらにブルサードとシズモアがヒットで出塁。1死1,3塁でクリスプの打席の際、インディアンズはダブルスチールを敢行。しかしハレンが1塁に投げたため、シズモアは1,2塁間で挟まれた。ここでブルサードが3塁を飛び出し本塁へ。これに気づいたクロスビーが本塁へ送球し、ブルサードは本塁タッチアウト。その後打席のクリスプも空振り三振に。2-1でインディアンズ。


 つまり席に着いた時には負けてた訳ですが。

 逆転されたA'sは、その後インディアンズの先発エラートンに抑えられるが、逆にA'sの先発ハレンの調子がイマイチで、ほぼ毎回ランナーを出す投球。しかし5回表、シズモアとクリスプに連続でヒットを浴びると、1アウトからビクター・マルティネスにライト前へ運ばれ1失点。結局6回表1アウトで、ハレンはランナーを1,2塁に残し降板。後を継いだケネディーは、シズモアにあっさりとライト前ヒットを打たれ、ブーンが得点、点差が開いた。

 その裏、2アウトからケルティーが、ライトへ低い弾道の7号ソロホームランを打ち1点返す。そして8回裏、エラートンに代わりピッチャー、アーサー・ローズを告げるアナウンス。A's在籍時に抑えとして期待されたが、それに見合った活躍ができず、またドーテルが抑えとしてシーズン中に移籍してくると今度は自身の起用法について不満をぶちまけ、おまけに最近のインタビューではモッカ監督にFワードをお見舞いしてやりたい、と大人げない発言をしたローズは、球場中から大ブーイングで登場。しかし本人は、この回先頭のクロスビーにこそストレートのフォアボールを与えたが、その後を3人で切り抜け反撃を許さなかった。

 ストリートは9回表を三者凡退で片付けた。インディアンズも過去11セーブ機会をミス無く投げ終えた、好調な抑えウィックマンを投入。ウィックマンに対し、A's打線はケルティー、ジョンソン、ペイトンが連続で左右にヒットを打ち、これで1点差に詰め寄る。なおもノーアウト1,2塁でスクートロがバント。ボールは前に転がったものの、バントを見るやものすごい勢いで前進してきたインディアンズの内野陣は3塁へ送球、ジョンソンの代走だったエリスが3塁でアウトになり、送りバントは結果的に失敗に。

 続くケンドールのタイムリーヒットで、ペイトンが2塁から生還し同点に追いつかれたインディアンズバッテリーは、スイッシャーを歩かせ、最近不調のクロスビーの併殺を狙い、アウトは2つ取れなかったものの、クロスビーはショートゴロに倒れ、その後のチャベスもフルカウントから変化球を振り三振、試合は延長戦に。

 10回裏からマウンドに上がったリスクに対し、ハッテバーグとケルティーが内野ゴロに倒れ、あっという間に2アウトランナー無しに。しかしここでエリスがライト前ヒットで塁に出ると、ペイトンがファールで粘った末に2ベースヒットでつなぐ。

 エリスを3塁においてここまで4の0だったスクートロが打席に。リスクが放った4球目をレフトへ打ち返し、エリスが悠々とホームを踏み試合終了。5-4でアスレチックスが勝利、このシリーズを勝ち越した。10回まで投げたストリートが4勝目を挙げた。

 最後の一打で一躍今日のヒーローになったスクートロは、チームメイトたちに自ら飛び込んだものの、ケルティーやスイッシャー、クロスビーにブラントンから荒く歓迎され、歓喜の輪から身をよじって脱出した。試合後、ケルティーの「(スクートロは)明日トレーニングルームで過ごすことになった」というジョークに、「彼は明日休まないとダメだ」と、ロッカーが隣のスイッシャーが加える、という彼ららしいコメントがとれたみたいですが、スタンドからそれを観ていた一ファンにはかなりブラックに聞こえました。

July 26, 2005

引越しー!引越しー!

I-280をU-Haulの10フィート・レンタトラックで65マイルで疾走しながらもこれがフリーウェイ上では55マイル制限のトラックとみなされるのか普通車なのか不安で仕方なかったPESSですこんばんは。走行中にスポーツカーを追い抜いたりしましたが、営業中のCHPパトカーに遭わなかったので結局どっちかは分かりませんでした。通報とかしないけどそっち方面に詳しい、Mr. RoadshowことSJマーキュリーニュースのGary Richards記者のような方、もしくはGaryさんご本人でも結構ですのでご教授いただければ幸いです。

 昨日はA's戦をテレビで見ながら片付けや荷造りなどしていたので、更新できませんでしたごめんなさい。こんな時に限ってA'sが大量リードで勝ったり藪が投げていたりで、2日分いっぺんに書くのが難しくなってしまいましたが。

 ということで、いろんな人にお世話になったり手間をかけてしまったりしながらも今日夜正式にサンフランシスコへ引っ越して来ました。新しい部屋はゴールデンゲートパークの近所で、よく行っていたダウンタウンからは少し離れているんですが、全く知らない土地という訳ではないので、特別新鮮な気持ちはいまのところ湧いてきていません。

 今回の引越しは、新しい土地に対する新鮮な気持ちよりも、3年強住んでいたマウンテンビューと、延べ約2年住んだ部屋への思いが強まった感があります。周りの人たちは、マウンテンビューに関して皆口を揃えて「つまらない。車が無いと不便だし。」と言っていましたが、長く居たせいか行く店がほぼ行きつけ状態になってしまった、この期に及んで車すら持っていないという自転車生活の日本人留学生でもとても楽しい街でした。あの街、特にダウンタウンのカストロストリートは、飲食店比率が異様に高かったんですが、日本ではもはや希少な皆が集まる駅前の商店街の雰囲気が残っているような気がしました。ちゃんと人は歩いていますし、チェーン店がほぼ無いので、それぞれの店の個性が強烈に出ていて、それはそれは退屈にはならない街でした。

 今日、マウンテンビューから荷物を動かす際も、トラックでいつものDana Street Roasting Companyでラテを買う際、「もう毎日は来なくなるのか・・・コーヒー豆を買って行けよ」と言ってくれた、性別不詳の店員さんや、トラックを縦列駐車する際に見極めしてくれたもう一人の店員さんにも、こっちは両方とも名前は知らないけどちゃんといつもテーブルに座って写真撮ってる日本人と認識されてたようで、もう感謝感激。これからもたぶん週一度かそれ以上のペースで通おうとしていたのが毎日通っちゃうぐらいの勢いに変わりそうです。

インディアンズ@オークランド 25日と26日のダイジェスト

2日分書いて日付だけそれぞれ書いたようにできるんですが、それでは夏休みの宿題をためにためて8月31日に破綻した小学生とやってることがほぼ同じになってしまいますので、ここはもっとアレなやり方で2日分まとめてどうぞ。

【25日@PT: CLE 4-13 A's】

A'sは2回、この回先頭のチャベスが、ベイエリア・バレホ出身のインディアンズ先発C.C.サバシアから16号ソロホームランを放ち先制すると、ケルティーが倒れた後ペイトンが四球、ハッテバーグがヒットで出塁。スイッシャーが凡退し2アウト1,2塁から9番指名打者ジョンソンとケンドールが連続でタイムリーヒットを放ち、この回3点。

 3回にはクロスビーとチャベスが出塁し、無死1,2塁からケルティーがタイムリー2ベース打ちさらに1点加えると、ペイトンはセカンドゴロに打ち取られるが、ハッテバーグは2点タイムリーを打ち、6-0に。続くスイッシャーがヒットで出塁したところで、C.C.サバシアは降板するも、ここからジョンソン、ケンドールがランナーを帰しさらに2点追加、4回にはチャベスがこの試合2本目となる17号2ランホームランを放ち、大量リードに。

 A'sの先発ジートは、5回と6回にペラータのソロホームランなどで3失点するも、6回を投げ切った。7回から登板した藪は、9回表に代打バードの犠牲フライで1点献上したものの、試合を動かすには及ばず。このリリーフで藪にメジャー初セーブがついた。

 ここ最近毎日打順を見るのが楽しみなんですが、この試合はリーグ初両チームとも9番に指名打者が入ったものだったようです。


【26日: CLE 2-0 A's】

A's先発ブラントンは、2回表リーファーのタイムリー2ベースで1点失うも、その後7回まで無失点で投げた。しかし今日は攻撃陣がインディアンズの先発ウェストブルックに苦しみ、出塁するのも苦しいという展開に。

 8回にウィタシックからシゼモアがソロホームランを放ち、点差を広げられた後、9回裏ノーアウトでスイッシャーとケンドールが、インディアンズの3人目ウィックマンからヒットを放ち、逆転が期待されたが、この後エリス、クロスビー、チャベスと3連続で凡退し、そのまま2-0で4安打に抑えられたA'sが負け、連勝は7でストップ。

July 24, 2005

A's@テキサス第四戦

初回、今日1番に座ったエリスのセンター前ヒットで試合が始まると、3番クロスビーがタイムリー2ベースヒットを打ち先制。チャベスはセンターフライに倒れるも、2アウトから5番指名打者ハッテバーグがセンターへタイムリーヒットを放ち、クロスビーが得点。

 A'sの先発ハーデンは、2回裏先頭だったブラロックにカウント3-2からセンター前ヒットを打たれ、今日のノーヒット投球はなしに。ソリアーノを打ち取ったハーデンは、続くゴンザレスを歩かせると、ヒダルゴにレフト前ヒットを打たれ、1アウト満塁のピンチに。ここでマシューズに四球を許し押し出しで1失点。その後アロマーが併殺に倒れ、リードは守った。

 3回表、この回先頭のカツセイが2ベースで出塁すると、クロスビーのサードゴロの間に3塁に進んだカツセイは、ハッテバーグが2アウトから打ったライト線へのヒットで生還。そして4回にも先頭バッターのジョンソンが2ベースヒットを放つと、スイッシャーが倒れた後、今日スタメンマスクを被ったメルヒュースが四球を選び、ランナー1,2塁に。ここでエリスがレフトにタイムリーヒットを打ち、ジョンソンが帰った。続くカツセイもタイムリーヒットを放つ。なおも1アウト1,2塁でクロスビーもヒットで出塁したところで、レンジャーズの先発朴チャンホは降板。ワスディンが登板するが、チャベスは初球をセンターへ打ち上げ犠牲フライに。これでこの回3点目が入り、試合を決めた。

 4回裏には2アウトからアロマーの浅いフライを、クロスビーが後ろ向きに追い、最後はバーンズ飛びを彷彿とさせるジャンピングキャッチするなど、蒸し暑いアーリントンでのデーゲームで投げるハーデンを助ける。そのハーデンは、ハッテバーグの犠牲フライで7-1と点差を広げた直後の6回裏、先頭のブラロックを歩かせ、ソリアーノ三振の後、ゴンザレスにヒットを打たれ、1,2塁にランナーを残し降板。

 しかしここで登板したケネディーは、続くヒダルゴにヒットを許し満塁にすると、マシューズに2点タイムリー2ベースヒットを打たれ、ハーデンに自責点をつけてしまった。

 7回には1アウトからエリスのライトへの浅いヒットの間に、2塁からメルヒュースが全力疾走で生還して1点追加すると、ケネディーが7,8回を6者連続凡退に、9回裏から登場したデュークシャーが3者凡退で試合を締め、アスレチックスが8-3で勝利。

 レンジャーズをスウィープしただけでなく、ツインズが負けたためにALワイルドカード同率1位となり、ESPN等のあらゆるスポーツニュースでトップニュース扱いに。

July 23, 2005

A pousand / 5 = reventeen

基本的に無料通話無制限の携帯キャリアMetroPCSのラジオコマーシャルで携帯屋の店員と客が無料通話について勝手に単語を作りながらバトルするのがツボにはまり頭について離れないほどのラジオッ子(この表現を使うには年齢制限オーバーな)PESSですこんばんは。そのコマーシャルによると、パウザンドというのはレブンティーンの5倍なんだそうです・・・。

 アスレチックス戦が毎日テレビで中継される訳ではない上に、オールスター戦前後に「テレビで末っ子Kuiperの実況を聞くと負ける」とか根拠の全くないゲン担ぎをしていたため、ラジオで試合を追っかけるのがデフォルトパターンになってしまいました。

 たまには無性に動く絵で観たいという衝動に駆られる時もありますが、何かしながら試合の流れを追う分には問題なく、むしろ絵が無い分妄想力をフルに使い、日本の地上波放送より走査線の本数が明らかに少ないテレビの絵よりもリアルな情景が、たとえ暗室で写真の現像・引伸しをしていても頭の中に浮かんでしまう、それでちゃんと写真ができるのかよ、というツッコミが入るレベルまでハードコアというかバカファンになりました。

 ただ、ラジオを聞くともちろんCMも聞くことになる訳で、このMetroPCSのようなコマーシャルに反応してしまうと、周りの冷たい視線がザクザクと刺さるのがとても痛いのが最近の悩みだったりしますが。


[更新情報]: 写真の方に、ようやく20x24ポラロイド撮影記を掲載。
これはその時に使ったマンモスカメラの一部分です↓。


アスレチックス対レンジャーズ@灼熱のテキサス

1回表1アウトから今日2番に入ったスイッシャーがライト2階席へ14号ソロホームランを放つと、2回表には2アウトからジョンソンとペイトンが連続でソロホームラン(それぞれ6号、8号)を放ち、3点差とする。

 しかし3回裏、A'sの先発サールースがこの回先頭のバラハをシングルヒットで出塁させると、メンチがセンターライナーに倒れた後、マイケル・ヤングもヒットで出塁。するとテシェーラがセンター・バックスクリーンに27号3ランホームランを叩き込み、試合は振り出しに戻る。

 4回表、今日はサードを守ったチャベスが15号ソロホームランを打ち再び勝ち越すと、5回裏には1アウトからスクートロが内野安打で、ケンドールが四球を選び1,2塁とすると、次のスイッシャーのところで、レンジャーズの先発ロドリゲスが暴投。これでランナーはそれぞれ2,3塁に進むと、スイッシャーは結局四球を選び、満塁に。このチャンスで打席に立ったクロスビーは、フルカウントからセカンドゴロに仕留められる。ソリアーノがヤングに渡し、そしてテシェーラにそう窮するも、クロスビーがボールより速く1塁に達しセーフに。これでスクートロが得点し5点目が入った。

 6回表2アウトでジョンソンが四球を選んだところで、ロドリゲスに代わバルディンが登板、次のペイトンがサードゴロでアウトになると、その裏、1アウトからソリアーノのソロホームランで1点差に迫られると、この回2アウトをとってサールースが1塁走者マシューズを残して降板。後を継いだカレロはデローサを打席において暴投、ランナーに進塁をさせてしまったが、デローサを空振り三振に仕留め失点は許さなかった。

 A's打線は追加点が取れなかったが、カレロ、リンコンが7回裏を無失点で投げ終えると、8回裏にはウィタシックが登板し、ソリアーノ、ヒダルゴ、マシューズを三者連続三振に抑え、最終回はストリートに託した。

 レンジャーズ打線は、例によって2アウトランナー無しからメンチがヒットで出塁するも、今日はストリートがヤングに2球目を振らせてファースとフライに打ち取り1点差を守りきった。

 5-4でA'sが勝ち、シリーズ勝ち越しを決めた。サールースは5回2死を投げ被安打7・4失点でも味方の援護で6勝目、ストリートは9セーブ目。なおそれ以外の今日登板したA'sピッチャー全員にホールドが記録された。

July 22, 2005

あんまり重要じゃないかもしれないけど、ローカルな女子アナ動向

最近めっきり朝に弱くなったヘタレな深夜シフト、PESSですこんばんは。

 朝早く起きられないので、当然テレビでニュースを見る時間がなくなってしまい、しばらくNBC11を見ていなかったんですが、昨日朝まで起きていたとき、久しぶりに観た朝のNBC11ニュースで、普段Christine Nublaさんが読んでいた交通情報を他のアナウンサーが出ていることに気づきました。眠たかったので気づくまでに時間は掛かりましたが、その後のショックは凄まじいものに。特にギミックとか無かったけど毎朝楽しみにしてたのに(用法違い)。おかげで潔くふて寝できました。

 で、今彼女は何をしているかというと、Googleでちょっと調べてみたところ、どうやらサクラメントのケーブル系スポーツ局、Comcast Sportsnet Westに引き抜かれ、朝のスポーツニュース番組 "Sportsrise" のアンカーを務めているそうです。ベイエリアにはないチャンネルなので、自分の中では毎朝の顔だった人が拝めなくなってしまったということです。早起きする理由が無くなりましたので、明日からは気合いを入れて堂々と寝坊することにします。


[更新情報]: 写真の方を久しぶりに更新。微妙に写真が増えていたりします。

 巨大ポラロイド写真の記事に関して写真は用意できましたが、まだ文章がまとまっていません。かなりがんばって書いていますので、いましばらくお待ちください。

A's@TEX第二戦

初回レンジャーズ打線は、A'sの先発ハレンの制球がよくなかったところを突き、1番ディルーチが四球、2番ヤングが二塁エリスのエラーでそれぞれ出塁すると、テシェーラが犠牲フライを放ち、早々と先制点を与えた。ブラロックが四球で塁に出た後、ソリアーノが2点タイムリー2ベースを打った。

 2回表、A's打線が早速反撃開始。この回先頭のハッテバーグが四球で出塁し、ケルティーとジョンソンが三振に倒れるも、スイッシャーがライトスタンドへ13号2ランホームランを放ち1点差とすると、3回にも先頭のケンドールが死球を食らった後、クロスビーのライト前ヒットの間に3塁へ進むと、チャベスの浅いフライが内野安打になり、ケンドールが生還。同点となったところでハッテバーグがヒットでつなぎ満塁とすると、ケルティーが放ったセンターへのヒットは2点タイムリーに。

 一気に逆転したA'sは5回表、先頭のクロスビーがヒットで塁に出ると、レンジャーズ先発クリス・ヤングは降板、登板したラミレスと対戦する最初の打者となったチャベスは外野フライに打ち取られたが、ハッテバーグはヒットを放ち1,2塁とすると、ケルティーが倒れた後ジョンソンがライト前へタイムリーヒット。なおも2アウト1,3塁でスイッシャーは右中間を破る当たりを放つ。3塁ランナーのハッテバーグの後ろから、ワシントン3塁ベースコーチの腕がぐるぐる回っていたのを確認したジョンソンが全力疾走でホームに向かう。だが内野で中継に入ったソリアーノの送球が乱れ、ジョンソンはセーフに。8-3と試合を決めたかと思えた。

 初回の3失点から立ち直ったハレンは6回裏、先頭バッターのディルーチから連打とテシェーラの2ランホームランで3点失い降板。1アウトからカレロが登板し、最初の打者ソリアーノをセカンドフライに打ち取るも、メンチとヒダルゴにヒットを浴びると、マシューズを歩かせ、2アウト満塁になるも、バラハをライトフライに打ち取り、リードを守る。

 8回表テキサスの4番手グレボスキーから、エリスとカツセイのタイムリーヒット、ケンドールのタイムリー3ベースヒットで1点ずつ計3点加えたA'sは、その裏リンコンを続投させる。先頭のブラロックに四球を与えるも、ソリアーノとメンチがそれぞれ内野ゴロに打ち取られ、両方とも2塁フォースアウトで結果2アウト、メンチが1塁に残った。次のヒダルゴに2ランホームランを打たれると、登板間隔の関係でストリートを使えないA'sはデュークシャーを投入。

 8回最後の打者だったマシューズをサードフライに打ち取ったデュークシャーは、9回裏先頭のバラハにヒットを打たれると、ディルーチを歩かせノーアウトで得点圏にランナーを抱える。ここで次のヤングがカウント2-2から左中間にタイムリー2ベースを放つと、テシェーラ三振のあと、ブラロックのファーストゴロの間に3塁からディルーチが得点、11-10と1点差に迫られ、なおも2アウトながらランナー3塁と、一打も許してはいけない状況に。

 デュークシャーは、ソリアーノに対し2ストライク1ボールと追い込んだ。ここでケンドールがマウンドへ向かい、デュークシャーに対し、ソリアーノが空振りした時に投げた、ワンバウンドのカーブを再度投げるよう要求。

 4球目、デュークシャーはそれに従いワンバウンドのカーブを投げるが、落差が大きかったためケンドールはブロックしたが、ボールは大きく一塁線沿いに転がる。これを見逃さなかった3塁走者ヤングが本塁へ突進。一方ケンドールは地面を這いながらボールを取り、急いでホームベースへ戻った。デュークシャーがベースカバーで駆け抜けたあと、両者同時に本塁到達。タイミングは微妙だったか、ケンドールが右腕でベースをブロックしたため、ヤングは本塁タッチアウトになり、3アウトで試合終了。

 終盤に追い上げられたものの12-11でアスレチックスが逃げ切った。ハレンが8勝目、2失点と振るわなかったがデュークシャーが5セーブ目を挙げた。

July 21, 2005

夏でも曇るカリフォルニア

例によって今日も正午起床のPESSですこんばんは。睡眠不足だったことをある程度考慮しても、今日の大寝坊の原因は異常に暗かった空とたった今断定しました。霧が代名詞のようになっているサンフランシスコのサンセット地区以外のベイエリアは、例年6月から11月にかけて全く雨が降らない上にほとんど曇らず、内陸では毎日華氏100度を超える、湿気は無いけど焼けるような暑さなんですが、今日は一日中どんよりとした天気でした。

 日光が当たらなかったので、通常西日が強烈に入り夕暮れ時に使い物にならないテレビでアスレチックス戦を観戦できただけでなく、出かける時に半袖ではちょっと肌寒いぐらいでした。異常気象か?

 というわけで、今日ようやく巨大ポラロイド撮影時の記録写真をデジタル化してきました。今さっき写真の加工を終え、後は60286プロセッサ相当・推定動作周波数10Hz、短絡箇所無数の頭脳で文句を考えるだけですので、明日の写真の方にはご期待いただけますよう。

A's対レンジャーズ@アーリントンの野球場第一戦

A'sの先発ブラントンは、初回2アウトから3番テシェーラにヒットを打たれると、ブラロックを歩かせ、続くソリアーノにはライト線へ2点タイムリー3ベースヒットを浴び、先制点を許してしまう。続く2回にも1アウトからマシューズを3塁に、ヒダルゴを2塁に置きディルーチを歩かせ満塁にすると、マイケル・ヤングが犠牲フライを打ち上げ、やってはならない追加点を与えてしまった。

 この間A's打線は、A'sキラーであるレンジャーズの先発、本当は今日コミッショナーに雷を落とされるはずだったロジャーズに抑えられる。しかし3回裏1アウト2塁にソリアーノを置いた場面で、メンチが放った三遊間へのあわやヒットか、という強い当たりを今日スタメンで3塁に入ったジンターが横へ飛んで捕球、1塁へ送り内野ゴロにすると、4回裏2アウトではブラントンがボークで進めたランナーを得点圏に置き、テシェーラのレフト深めのフライをペイトンがフェンスにぶつかりながらも捕球、ESPNのTop Ten Playに選ばれた2つの好プレーで失点を食い止めた。

 すると5回裏、先頭のペイトンがヒットで塁に出ると、スイッシャーがセンターへタイムリー2ベースを放つ。ジンターは空振り三振に倒れたが、続くエリスがレフト前ヒットを打つ。外野が前進気味だったにも関わらず、ワシントンさんの腕はグルグル、スイッシャー3塁を回った。メンチのバックホームもストライクだったが、タッチのタイミングでスイッシャーは生還し、3-2と1点差に詰め寄った。

 6回表、クロスビーとケルティーがヒットで出塁したところで、スイッシャーが走者一掃の2点タイムリー2ベースヒットを放ち一気に勝ち越した。しかしその裏から登板したケネディーがアロマーとヤングにそれぞれ2ベースヒットを浴び、この間に1点取られて同点にしてしまう。そのケネディーは、7回裏1アウトからメンチとマシューズに連続四球、続くヒダルゴのサードゴロは併殺にならず、2アウトでランナーを2人置いて降板。ここで登場したウィタシックがアロマーをショートゴロに打ち取りピンチを脱した。

 8回表にペイトンのタイムリーヒットで再び勝ち越したA'sは、9回にケルティーのタイムリーヒットでさらに点差を広げ、最終回はリンコン、ストリートとリレーして逃げ切った。

 6-4でアスレチックスが初戦を取る。最近の活躍ぶりを見るとスイカなどと呼ぶのは失礼に思えてきたウィタシックがA'sで初勝利(1勝目)、ストリートが8セーブ目を挙げた。

 チャベスの肩の具合が芳しくなかったことから、ジンターとスクートロ(9回のみ)がサードを守り、セカンドにはエリスが入るという、なかなか見かけない布陣でしたがたいしたミスはありませんでした。イマイチだったのは、ヤンキースあたりが手頃な先発がこなせるピッチャーとして狙っていると噂されているケネディーの気合いでしょうか?

July 20, 2005

A's@アナハイム、シリーズ最終戦

昨日確立された、ラジオもテレビもゲームデイも試合終盤まで見ないという新たな勝ちパターンを再度試してみました。試合の流れが追えないのが欠点ですが。

 5回表、2アウトからヒットでスイッシャーが出塁した後に、エリスがエンジェルスの先発バードから、エンジェルススタジアムの右中間噴水横へ2号2ランホームランを放ち、今日もA'sが先制。

 A'sの先発ジートは、2回と8回に得点圏にランナーが進んでしまいピンチを迎えるも、2回1死1,2塁の時は内野陣の好守でフィンリーを併殺に、7回2死2,3塁の場面では、ケネディーをファールチップで三振に仕留め、得点を許さなかった。

 8回からはデュークシャー、9回にはストリートが登板、いずれも無失点で投げ終え3-0でA'sが勝ち、このシリーズを勝ち越した。7回を4安打無失点で投げ切ったジートが8勝目、9回を抑えたストリートには7セーブ目がついた。

 今日レンジャーズがNYヤンキースに敗れたため順位が入れ替わり、アスレチックスは地区首位のエンジェルスから6.5ゲーム差の2位に浮上。明日からはそのレンジャーズとアーリントンの野球場で4連戦。

July 19, 2005

忘れ物帝王学101

霧なんてとうに通り越して辺り一面真っ白で何がなんだかわかりゃしないサンフランシスコからPESSですこんばんは。

 明日早朝にサンフランシスコ市内でこなす用事と、進展が遅い引越し準備のため、今日はサンセットで借りた新しい部屋で一泊することに。ちょっと重要な用事のため、出発前の準備はいつもに増して気合いを入れたものの、玄関を出た瞬間からそわそわそわそわ。この感覚は何かを忘れた時の不安感に間違いないとはわかっていたんですが、例によって何を忘れたか見当がまったくつきませんでした。

 まあ忘れてもどうにかなるよ、とあきらめてマウンテンビュー16時ちょうど発の快速列車 "Baby Bullet" に乗車、サンフランシスコに着いた後駅周辺で写真関係の買い物や用事をこなした後、SBCパークで対ブレーブス戦をライトスタンド下でタダ見してやろうと、荷物を一旦置きにサンセットへ向かったんですが、マウンテンビューを出た時からのそわそわ感はいまだ消えず。

 にっくきSF巨人軍ファンに混じって、一家4人でなぜかテキサス・レンジャーズの帽子を被って球場に向かう家族連れに、"Let's Go Oakland!" チャントをお見舞いしたくなったのをぐっとこらえながら、サンセットへ向かう電車に乗車。帰宅ラッシュの人込みを横目に見ながら、電車は再度地上へ。

 そして・・・何を思ったか左手が突然ポケットの中へ。携帯、小銭・・・でも一泊する部屋の鍵がない!と気づいたのはUCSFを通り過ぎた後、午後6時ぐらいのことでした。そこで潔くマウンテンビューに帰って、明日用事をこなすために早起きするのも悔しいので、夜7時を過ぎると本数が極端に減るCaltrainでマウンテンビューまで一旦鍵を取りに戻って、野球が終わり花火も終わった後ようやくサンフランシスコへ到着。

 ほとんど座ってるだけだったんですが、妙な疲労感が残る中これ書いてますので、突拍子の無いことを言い出すかもしれませんが、その際は猛犬注意ということで(もうメチャクチャ)。

A's @ Disneyland Round 2

Athletics Nationのスレッドのタイトルがこうだったので、好意を問わず非営利目的で使ってしまう悪い日本人が書くアスレチックス戦リキャップに今日もおつきあいいただき誠にありがとうございますです。

 0-0で迎えた2回裏、A'sの先発ハーデンは先頭のフィンリーに2ベースヒットを打たれ、ノーアウトで得点圏にランナーを置く。モリーナのショートゴロの間にフィンリーが3塁へ進み、先制のピンチにIzturisと対戦。その辺りはピッチャー真っ正面へ。とっさに反応したハーデンは、飛んできたボールをホームベース方向へ蹴り戻すかのような行動をとり、まずケンドールが捕球。ケンドールはフィンリーを刺そうと一旦チャベスへボールを渡し、チャベスはホームベースカバーに入ったハーデンへ送球した。フィンリーは本塁でタッチアウトになり、打者は2塁へ進むも後が続かず得点にはならず。

 すると3回表、この回先頭バッターだったエリスがレフト線へ強い当たりを飛ばす。ボールは奥に入り込み、アンダーゾンが見失っている間にエリスは3塁に到達。続くケンドールがきっちりと犠牲フライを打ち、A'sが先制した。

 その裏、まずケネディーが単打で出塁し二盗を試みたものの、久しぶりにケンドールの送球の方が走者より速く、盗塁は失敗。だがこの時打席に立っていたフィギンスを歩かせると、例によって二盗。その上またもバッターのアースタッドを歩かせてしまう。ここで電源が入ったか、ハーデンはこの後ガレーロをポップフライに、アンダーソンを空振り三球に仕留め、ピンチを切り抜け、この後打者16人・8回裏途中まで全員凡退で切り抜けた。

 一方のA's打線も、エンジェルス先発ウォッシュバーンに途中9人連続凡退に仕留められたものの、6回表先頭のカツセイが2ベースヒットで出塁、クロスビーが塁に出た後、チャベスが併殺を食らった間にカツセイは3塁に達した。続くケルティーはストレートのフォアボールを選ぶと、ペイトンがセンター前へ打ち返し、2点目が入る。

 7回表にはジョンソンが5号ソロホームランをライトスタンドへ運び、リードを広げ、後はハーデンが完封すれば完璧じゃない、9回でも95マイルの直球を放ってるし大丈夫よきっと、と思っていたところ、9回裏2アウトからつかまり、ヒットで出塁したフィンリーがモリーナのヒットの間にホームを踏み、113球を投げたハーデンは降板。

 最後はストリートが、Izturisに対しカウント3-1とボール先行でヒヤヒヤさせつつも浅いレフトフライに打ち取り試合終了。

 3-1でA'sが勝利。アンダーソンを3三振に仕留めながらも他で3四球だったハーデンは、2試合連続完封を逃したものの7勝目、最後の最後で救援したストリートが6セーブ目を挙げた。

July 18, 2005

アスレチックス@OC第一戦

シーズン開幕前、エンジェルスがLAのチームを名乗ったとき、好意的なコメントを聞いたことなかったような。マーケティング的にLAと名乗った方がいいことはわかるんですが、いまだに球場があるアナハイムに失礼な気がしてなりません。つーか誰だよOrange County本拠地のチームにLos Angelesって使うの決めた奴。

 さて、エンジェルスの先発はここ最近防御率がインフレ気味だった、若手のサンタナ。しかし序盤はその成績が嘘のようなすばらしい投球で、A's打線を抑えた。

 一方A'sの先発サールースは初回、1番フィギンスをヒットで塁に出すと、アースタッドを打席に置き、フィギンスに二盗される。アースタッドはファーストゴロに打ち取ったものの、フィギンスを3塁に進めて目下AL最強打者の一人ガレーロを迎える。ガレーロはサールースの1球目をライトへ打ち上げ、犠牲フライに。スイッシャーが捕球し、ホームへノーバウンドの返球をするものの、フィギンスが先にホームへ到達し、先制点を与えた。

 その後両先発ともランナーを許すものの失点に結びつけず、好投。

 6回以降1点差だった試合に滅法強いアナハイムを攻略したいA's打線は、6回表先頭のカツセイが四球を選ぶと、クロスビーが3球三振に倒れるが、チャベスも四球を選び、1アウト1,2塁。ここで指名打者ハッテバーグがライト線へタイムリー2ベースを放つ。チャベスは好走塁で生還し、逆転に成功。

 だがその裏、四球で出塁したフィギンスがまた二盗。打席に立っていたアースタッドが今度はセカンドへの内野安打で1塁セーフ、ノーアウト1,3塁でガレーロが打席に。サールースは内野ゴロに打ち取ったものの、2塁でアースタッドがフォースアウトになっただけで、フィギンスが得点、打ったガレーロは1塁に残る。

 次のアンダーソンはセンター前ヒットを打つが、カツセイの返球が外れて、ガレーロが3塁へ到達した。サールースはフィンリーを敬遠し、モリーナと勝負、この作戦が成功し、モリーナはショートフライに倒れた。しかしDaVanonのピッチャー返しを処理出来ず、内野安打にしてしまうと、カブレラにもセンター前ヒットを打たれ、アンダーソンとフィンリーが生還。カツセイはここでも返球を外してしまった。結局サールースはここで降板、2番手のリンコンがケネディーを打ち取り、アナハイムの攻撃を止めた。しかしこの回でエンジェルスは4点をとり逆転、再度流れを引き寄せた。

 A'sは7回2アウトからウィタシックを、8回に藪を投入、両者無失点で打線の援護を待ったが、エンジェルスもシールズ、F・ロドリゲスの強力なセットアッパーを投入、最後にスクートロの代打メルヒュースが空振り三振に倒れ試合終了。5-2でエンジェルスがシリーズ初戦を取った。

 今日もゲン担ぎでテレビで観なかった(これまでの勝ちパターンに則って、ラジオで試合聞きながらグランツーリスモ2やってました)んですが、A's打撃陣が予想以上にサンタナに苦しんでいた上に、守備のミスが出てしまったので、気づいた時には予想以上の点差がついていました。それに、最近見ていて、先発ローテのうち若い3人が以前ほどしっかりしていないのもちょっと気になります。

July 17, 2005

TEX@OAK・4時間10分のダイジェスト

1回表にA'sの先発ハレンが、テシェーラにタイムリーヒットを打たれ、早々と先制を許すと、6回表にはソリアーノにソロホームランを打たれ、追加点を与えてしまった。一方A's攻撃陣は、NCAAバスケットボール上がりのピッチャー、クリス・ヤングを前にランナーが出せず苦しんだが、6回裏1アウトから2ベースを打ったクロスビーがチャベスのヒットの間にホームを踏み1点差に迫る。しかし、直後ヒダルゴにソロホームランを浴び、ハレンはここで降板した。

 するとその裏、先頭のジョンソンは四球を選ぶと、スイッシャーの2ベースヒットの間に3塁に進み、ヤングを降板させることに成功。ブロカイルが登板するも、スクートロが初球をセンターへ打ち上げ、犠牲フライに。ジョンソンがホームを踏み再び1点差に。

 A'sは8回表2アウトを取った時点でデュークシャーからリンコンにスイッチ。しかしリンコンは、最初の打者ブラロックにソロホームランを浴び、三たび突き放された。ウィタシックが救援し、ソリアーノに四球を与えたもののメンチを打ち取った。

 8回裏、ヒットで出塁したクロスビーとチャベスを1,3塁に置き、ハッテバーグが凡退、6-4-3の併殺に打ち取られるも、その間にクロスビーが生還し、また1点差に。

 ウィタシックが9回表を三者凡退で終わると、1点差で逃げ切りたいレンジャーズは、オークランドではさっぱりの抑え、コーデーロを投入。しかしこの回先頭のジョンソンに2ベースヒットを打たれた。A'sベンチは1アウトからスクートロに、昨日9回裏の猛反撃のきっかけとなった2塁打を打ったメルヒュースを代打で起用。これが当たってメルヒュースが2ベースヒットを放ち、ジョンソンの代走エリスが同点のホームを踏む。そしてケンドールが死球で出塁するも、カツセイの強い当たりはショートライナーとなり、メルヒュースの代走ケルティーが、セカンドベースに間に合わずにアウト、ダブルプレーとなり、延長戦に突入。

 延長に入り、A'sはストリートを11回まで投げさせた後に、ケネディーを投入。両者とも走者を出したものの、異様なまでのライナーの多さに救われ後続を抑え失点には結びつけなかった。一方レンジャーズもラミレス、ショースを投入。A's打撃陣も同様にランナーは出るものの、得点には結びつけることができず、2回目の 7th Inning Stretch へ。

 延長14回裏、先頭バッターとしてケルティーが左打席に入る。カウント3-0になった後、ピッチャーのルーは2球連続でインコースいっぱいに投げた。この2球を見逃したケルティーは、6球目をカットすると、再度インコースに来ると読んでバットを一振り。勢いのある打球が外野に高々と上がり、ライトスタンド中段へ到達。珍しい左打席からの6号ソロホームランでA'sが5-4でサヨナラ勝ち。13回を投げたケネディーが5勝目を挙げた。

 サヨナラホームランを打ったケルティーは、3塁ベースを回った時点でヘルメットを脱ぎ捨て、赤いロン毛を逆立たせてホームへ帰ってきたんですが、その後素一シャーと、それを見たクロスビーがさらにケルティーの髪の毛をとてもうれしそうにいじっていたのは秘密。 

July 16, 2005

巨大ポラロイド撮影日

昨夜の余韻で、朝起きても頭の中は "Let's Go Oakland!" 一色の中、サンフランシスコ市内であった授業に行ってきました。

 その授業はこんなカメラを使った、縦20インチ横24インチのポラロイド写真をスタジオで撮影するワークショップ。この巨大プリントを吐き出す専用ポラロイドカメラは、高さ150cm、重さ約100キロ。このサイズだと手持ちは到底不可能で、このカメラ専用に作られたキャスターが底に4つついていて、腰を落として押したり引いたりしないと動きません。

 これまでスタジオ撮影の経験がほぼ無かった上に、使ったカメラがアメリカに5台、地球上でも15台以下というカメラを使い1枚65ドルのポラロイドフィルムで撮影するという、珍しいをとうに通り越してしまったレベルだったので、これまでのいかなる写真撮影よりも神経を使い、終わった後の達成感と疲労感が同時に残るものでした。

 今回の経験で驚いたのは、民生用を遥かに超えたクオリティよりも、カメラオペレータの写真家、Tracy Storerさんのおもしろさ。インストラクターと個人的に知り合いだったこともあり、彼のiPodの中身の話や、スタジオ用ストロボでエアギターをしながら露出を取ってみたりと、撮影中もコメディーショーを観ているかのような面白い会話の連続で、半日笑いっぱなしで、それはそれはとても楽しい撮影でした。

 撮影中の様子などは明日にも現像に出す写真を織り交ぜながら近日写真の方に書きますので、興味のある方はお待ちいただけますよう。

TEX@OAK第三戦

サンフランシスコのスタジオで大笑いしながら撮影している中、A'sはレンジャーズをオークランド・コロシアムに迎え4連戦の3戦目を行う。

 A'sの先発ブラントンは、2回表先頭のブラロックにソロホームランを浴びると、3回にはヤングにもソロホームランを、4回にマシューズのタイムリーヒットを打たれ3点失う。

 レンジャーズの先発は、カメラマンを襲撃し渦中のロジャース。20試合出場停止を受け休憩たっぷりか、A's打線はランナーもためられず5回裏にペイトンが2試合連続となる7号ソロホームランを放つまで無得点に抑えられた。

 6回裏、先頭のブラロックが初球をセンターへ飛ばし2塁に達すると、ソリアーノもセンターへ返し、ブラントンはノーアウト1,3塁のピンチを背負う。続くメンチから三振を奪ったところで、ブラントンは降板し、カレロがマウンドに上がった。カレロは最初のバッターだったマシューズを歩かせ満塁にすると、ヒダルゴにはセンターオーバーの2点タイムリー2ベースを浴びる。アロマーをショートゴロに打ち取った間にもう1点失ったところで、ウィタシックとともにコロラドからやってきたケネディーがオークランドへ移籍後初登板のマウンドへ。しかしディルーチにタイムリーを許してしまい、レンジャーズはこの回4点を加え、試合を決めた。

 その裏、ケンドールが四球を選んだエリスを1塁に置きながらタイムリー2ベースヒットを放つと、クロスビーの内野ゴロをブラロックが失策。これでケンドールが返るも、この回の反撃はこの2点にとどまった。

 7回表もケネディーがマウンドに上がるも、ブラロックにヒットを打たれた後にソリアーノを歩かせ、ここで降板。後を継いだデュークシャーがメンチに3ランホームランを浴びてしまう。

 8回に藪、9回にストリートを投入し、両者とも無失点で切り抜けた後の9回裏、この回先頭のチャベスに出された代打メルヒュースがセンターへ2ベースヒットを放つと、ケルティーもセンターへ打ち返しメルヒュースが得点。ペイトンが三振に倒れた後、ローを救援したシュースに対し、スイッシャーがフルカウントからセンター前にヒットを放ち1,2塁とすると、ジンターの走者一掃のタイムリー2ベースを、その後のエリスもセンターへタイムリーヒットを放ち、シュースを降板に追い込んだ。

 代わったコーデーロに対し、カツセイがフルカウントからセンター前へタイムリーヒットを放ち2点差に迫るも、最後はクロスビーがショートゴロに倒れ一歩及ばず。

 結局10-8でレンジャーズがかろうじて逃げ切った。ロジャーズがサスペンド明け初登板で11勝目。5回1アウトを5失点だったブラントンは8敗目。

July 15, 2005

レンジャーズ@A's2試合目

午後2時を回ったところで突然暑くなったマウンテンビューを脱出するため、今日はここの管理人とその友人達とともに球場で観てきました。ちょうど4人そろったため、今日は一階席4枚+αがわずか60ドルになってしまうという、サンノゼ・マーキュリーニュースの広告としてあった魔法のような割引券を使って、一人当たり5階席+5ドルでブルペン真後ろに座れました。

 試合はジートとワスディンの先発で始まった。ジートは初回、1番マシューズを歩かせるも、ヤングを併殺に仕留めたりして失点には結びつかず。

 2回表、この回先頭のチャベスが初球を打ち、平凡なショートゴロかと思われたが、ヤングの送球が高めに外れたため、1塁手テシェーラが捕球できず。ヤングにエラーがつき、チャベスは2塁へ。次のハッテバーグも初球を打ち、ライト線への2ベースヒットに。チャベスがホームを踏み、A'sが先制した。

 そして、今日ボストンから移籍後初出場試合にスタメンに入った、6番レフトペイトンは、2球目を左中間へ打ち上げ、移籍後初打席で6号2ランホームランに。ジョンソンが倒れた後、スイッシャーはライト、Out-of-townスコアボードの横へ12号ソロホームランを叩き込み、この回計4点のリードを奪う。

 3回裏、先頭のカツセイが初球をライト前へ飛ばすと、クロスビーはカウント2-2から詰まった打球をサードへ転がした。しかしクロスビーが塁へ到達するのが一寸だけ早く内野安打になった。改めてクロスビーの背の高さと足の長さを実感。

 ランナーを2人置いて打席に立ったチャベスは、ワスディンの放った5球目を右中間のフェンス奥まで運び、14号3ランホームラン。7-0と大量リードになったところで、ワスディンは降板。マウンドに上がったベノートはその後を3人で締めた。

 この後A's打撃陣は、ベノートのワスディンよりまともな投球を前に、ランナーは出るがチャンスにならず、観衆が期待していた追加点は入らず。だが一方でジートも、70マイル前半のカーブの切れがよく、また味方の好守備、特にジョンソンの塁上でのナイスタッチや、ファールテリトリーでのフライの好捕などに助けられ、初回と6回に四球でランナーを出したもののレンジャーズ打線を無安打に抑え続ける好投で、球場の雰囲気が引き締まったものに。観衆もまたマウンド上で活躍する我らがイケメンエースに "Zito!" チャントを要所で送った。

 だがノーヒット投球が8回表のメンチのソロホームランで終わり、その後バラハに2ベースヒットを打たれたジートは、8回95球を投げ切り降板。9回表にはこちらも移籍後初登場となるウィタシックが一部からの「スイカ!」コールの中登板。すると初めての打者となったマシューズにレフト前ヒットを許すと、ヤングに2ベースヒットを打たれ早速1失点、出てきたのは「このスイカ野郎」(Courtesy of つかみタイムズ)と分かり落胆。

 この後テシェーラを歩かせたスイカはここで降板。リンコンはマウンドに上がると、ブラロックをショートゴロに仕留め、テシェーラは2塁でフォースアウト。1塁への送球は間に合わず、1アウト1,3塁でカレロが救援。ソリアーノ、メンチと連続三振に仕留めて試合終了。

 9回を近藤貞雄監督時代の中日を彷彿とさせる一人一殺もどきで乗り切ったアスレチックスが7-2で勝利。途中までノーヒットノーランペースだったジートが7勝目を挙げ、車で球場へやってきたファンは帰路、クラクションを用いての "Let's Go Oakland!" チャントをするなど、心地よい気分で帰っていった。

 昨日に続いてジートがもう少しのところまで記録達成か、というところまで行きました。前半戦最終日曜同様、球場内はZitoのサポート一色でした。モッカ監督も試合後この雰囲気についてコメントしていましたが、観客数が2万人強だった試合でも場内は熱かったです。

 スイカはともかく、ペイトンは初打席でホームランを打ち、オークランドのファンにかなり強烈な印象を残したと思います。ただ、本人が認識している通り、コロラドへ移籍したバーンズを忘れるにはまだ時期が経っていませんので、今後の活躍度合で変な評判がたたなきゃいいな、と強く感じています。

 それとともに、一列前へ座っていた白人の子供達には、試合中に中華ちまきを食べたり、9回表ウィタシックがマウンドへ上る際「スイカ」コールで送った極東よりお越しの黄色いお猿さんへの印象が強く残ったことでしょう。

July 14, 2005

302日目の反応

昨日労使双方の代表が合意に達して、1シーズン丸々流れた末にホッケーの労使交渉は終わりました。今年の冬はホッケー観られそうです。

 一日経って、新聞紙面にはコラムだの今までのまとめだのが載っていましたが、その中で目に留まったのは、シャークスの地元、サンノゼ・マーキュリーニュースのスポーツコラムニストが書いたこの2つのコラム↓。
(注:記事を読むために簡単な無料購読登録が必要かもです)

特にカワカミさんの文章は、彼の本音が出ててかなり痛快です。
(ただコラム後半、シャークスで一番知名度の高い人はテレビ解説者のDrew Remendaさんだって言い切ってるのは冗談でもどうよ、と思いますが。)

 参考までに、ここ書いてる人間は船を漕ぎながら "Family Guy" 観ていても、そんなことはいいからさっさとシーズン始まれ、という感情が大部分をしめています。

 実は今日昼間この記事見つける以外に、NHL関連でもう一つ読みたい記事(というか論文)があったんですが、それが "Atlantic Economic Journal" という、検索した結果そこらの市営図書館には置いてない雑誌だったので、出かけたついでにスタンフォード大学の図書館へ探しに出かけました。

 探していた論文が載ってる、雑誌の最新号が図書館に届いてなかったんですが、その1つ前のものに一つNHLに関する短い論文があったので、読むついでにコピー取ってきました。それがこちら↓。

  • "The NHL's Overtime-Loss Rule: Empirically Analyzing the Unintended Effects" (Longley and Sankaran, 2005)


NHLが1999年に採用した、延長で負けた場合(OTL)にも勝ち点が1与えられるというルールが、チームの戦法・戦略にどのような影響を与えたかが、簡単な統計学に基づいた観点から考察されています。

 この1ページとちょっとの本文を簡単にまとめると、OTLの適用することによってオーバータイム中の攻撃が盛んになることを企んでいたリーグ側の思惑は外れ、全体的に守備重視の戦略を取っていたことが統計で証明できるんじゃないか、ということらしいです。

 もし本文を読んでみたいという方がいらっしゃいましたら、スタンフォードの図書館へ足を運ぶか、もしくはご一報を。読み終わったコピーでよろしければ差し上げますので。

後半戦初戦:レンジャーズ@オークランド

A'sの後半戦は、2.5ゲーム差をつけ現在AL西地区2位のレンジャーズをコロシアムに迎えての4連戦。ついでにホームゲームなので、ラジオの実況ブースにはビル・キングさんが帰ってきた。

 ここまで8勝3敗と好調だった朴チャンホと、ハーデンが先発で登板。2回裏、この回先頭のチャベスがフルカウントからライトポール際へライナー性の13号ソロホームランを放ち、キングさんが決まり文句、"Holy Toledo!" と叫ぶなかA'sが先制。すると続くハッテバーグがライトへシングルヒット、ケルティーが四球を選ぶと、ジョンソンはファーストゴロに倒れたものの、ランナーは進塁。この追加点のチャンスに、スイッシャーもファーストゴロに倒れたが、ハッテバーグが得点。2-0とする。

 5回表、スイッシャーが四球で1塁に達すると、エリスがレフト前へ持っていき、ノーアウト1,2塁。ここでケンドールは一塁側ファールテリトリーに打ち上げてしまった。風に流された打球を懸命に追いかけたが、落下点がブルペンのマウンド縁・段差があるところだったため、バランスを崩しながら捕球。それを見た2塁走者のスイッシャーはタッチアップ。3塁にヘッドスライディングし、チャンスを広げた。

 続くカツセイは、2ストライクと追い込まれてからファールで粘ったものの、打球はピッチャー真っ正面へのゴロ。朴がグラブで捕球し2塁方向へ振り返ると、遊撃手ヤングと二塁手ソリアーノが左右から同時にベースカバーに入る。朴それに惑わされたか、どちらでもとれるような低い球を両者の中間に投げるが、それがうまく行かず、ヤングが捕球し損ねてボールは外野へ逸れてしまいオールセーフ。ボールが転々としている間にエリスが3塁へ、スイッシャーはホームを踏んだ。

 1アウト1,3塁となり、打席にはクロスビー。しかし打球は2塁ベース寄りに守っていたソリアーノの真っ正面、ゲッツーコース。2塁でカツセイがフォースアウトになったが、クロスビーの方が一寸早く1塁へ達していたためセーフ。併殺が成立しなかったため、スタートを切っていたエリスが帰還。

 この間ハーデンは、レンジャーズ打線を無四球無安打に抑えた。6回裏ハッテバーグが3ベースヒットを放ったところで朴の右手の豆がつぶれ、次のジョンソンがセンターに犠牲フライを放った時に、そのライナー性の打球に飛び込んだニックスが肩を痛めそれぞれ交代。両者とも交代前にフィールド上で治療をしていた上に、この後ピッチャーが代わっても打線がつながったために攻撃が長引き、球場全体からブーイングが起こる中ハーデンの肩が冷えてしまう恐れがあった。

 しかし7回表のマウンドに上ったハーデンは、その心配をよそに先頭のディルーチをセカンドゴロに打ち取る。次のヤングには0-2とボール先行だった3球目、判定はストライクだったが、投球前に右手指先を嘗めたためボールに。この試合で初めてカウント3-0になったが、4球目をストライク、5球目をファールにした後の6球目に速球を投げ、ヤングを空振り三振に打ち取った。その後のテシェーラもフルカウントからセカンドゴロに打ち取り、完全試合ペースは守られた。

 だが8回裏1アウトからソリアーノがバットの先にボールを当てセンター前ヒットに。完全試合はなくなったが、観衆はスタンディング・オーベーションで健闘をたたえた。

 ハーデンは9回表2アウトからディルーチに2本目のヒットを打たれたものの、ヤングに初球を振らせてセカンドゴロに仕留め、試合終了。6-0でA'sが後半戦初戦を取る。8回表まで無四球無安打だったハーデンは2安打完封、投球数わずか80でで6勝目を挙げた。

 この試合を観て、A'sの選手達はレンジャーズより野球が上手だなと感じました。ハーデンががんばる中、守備はミス無し、打線も凡退してもランナーを極力進める(一部は無理矢理進んでいましたが)という、同じアウトでも効率的なアウトの取り方をしていました。

 朴はそんなに悪いピッチングをしているように見えませんでしたが、ハーデンの状態が良かったために援護もままならなかったことに、不運なアクシデント、ソリアーノやソリアーノとかソリアーノの空気を読まないミス(8回表のヒットも含め)が重なってしまったため、現在地区2位のチームには見えませんでした。

 明日はジートと、現在渦中でサスペンド明けのロジャーズが先発予定。球場の雰囲気がすごそう。

July 13, 2005

さよなら、バーンズ。

ESPN2でやってるAAAのオールスターゲーム観てたらジャービスが投げてて意外にもかっこいいじゃん、とか思ってたところ、こんなニュースが。

 今日2本目のトレード発表は、なんとバーンズがロッキーズにトレードされるというもの。

 A'sはバーンズのほか、現在2AのQuintinillaに金銭をつけてを放出。その見返りとして、ジョー・ケネディとつかみ男さんのところで「スイカ」の愛称でおなじみのウィタシックを得る。

 ケネディーは今期16試合に登板し、4勝8敗防御率7.04というばかりか、その負けがついた8試合でわずか12点しか見方の援護をもらえなかったという、成績だけでなく運までもイマイチなよう。

 ウィタシックは、今期マイナー契約でスタートしたものの昇格後は32試合をなげて防御率2.52、被打率.209。過去29登板(33イニング)に絞ると、被打率は.185と、通算成績からすると生まれ変わった感があります。ただ、つかみ男さんが「スイカ野郎」と長い間呼んでらしたことが、彼の評価に微妙に影響していないこともないですが。

 これで懸念されていたペイトンの出場機会は確保されそうですが、彼らがブラッドフォードの穴を埋めるかどうかは、平地でどのようなピッチングをするかでしょう。

 加えて、クラブハウスでバーンズの後を継いでジート様を笑わせるのが誰かも非常に気になりますが。

Anyways, good luck at the Mile-High, Byrnesie!



[余談]オールスターでホームランを打ったマット・ワトソン(A's傘下・サクラメント)の嫁さん、かわいいけどはしゃぎすぎ。

 

NHL is back... I hope...

ロックアウト301日、1シーズンまるまる流れた後ようやく労使交渉が合意に。

 リーグと選手会代表は、24%の給与削減とサラリーキャップの導入を含む、向こう6年間有効の労使協定を結ぶことで合意に達した。ただ、新協定の本格的執行には、オーナー側、選手会側双方で承認されることが条件となる。

 これで一応今シーズンは試合が行われそうです。これ書いてる人間はとりあえず大歓迎ですが、サンノゼの飲食店関係者の間には、ロックアウト中に大幅に落ちたといわれる売上げが戻りそうだ、と歓迎ムードが流れています。ただ、ホッケーがお盛んな東海岸では、かなり冷めている様で、「ファンが戻ってこない可能性が高いんじゃ?」と、危機感を持っているようです。

 もう丸々1シーズン待たされているので、何でもいいからとりあえず始まってくれよ、という感じです。ホッケーの試合だけでなく、ラジオ実況のDan Rusanowskyさんのあの甲高くてキザなお喋りが早く聞きたくてたまりませんので。


[追記]シャークス戦の実況アナウンサーの方々、オフシーズン中も番組を持っているみたいです。

 ラジオのRusanowskyさんは、KFOX(98.5FM)で、毎週水曜9時10分から "Dan's Diamond Notes" という、ベイエリアのプロ野球チーム全般を取り上げる番組を担当。テレビ解説者のDrew Remendaさんの放送は、エリア外のラジオ局ですが、インターネットで聞けるよう。そしてテレビで実況しているRandy Hahnさんは、CBS5夕方の看板番組 ”Evening Magazine” でChristine Nublaの姉さんと共演しているとのこと。

 今度確認してみます。

アスレチックス人事系

メディアが取り上げる度にビーンGMはともかく、ペイトンの代理人も否定してきた、レッドソックスのペイトンとA'sのブラッドフォードのトレードがまとまった模様。

 ボソックスは、ペイトンと金銭でブラッドフォードを得、ペイトンは最速で木曜のレンジャーズ戦@オークランドからA'sのユニホームに袖を通すことに。

 ブラッドフォードが行ってしまうのは寂しいんですが、もっと問題なのはこれでロースター外野手が5人になったこと。現状でもカツセイ、ケルティー、バーンズ、スイッシャーの4人でまわしていますので、このまま行けば一人当たりのプレー機会はもっと減ることになりそうです。

 ペイトンがトレードに出された理由として、ボソックスではプレー機会に恵まれなかった、というのが一番大きかったはずですが、A'sでもそれは一緒なんですけど。現にロッカールームでスタンドアップ・コメディアンやってるバーンズ君とかは、過去にプレー機会の少なさについてコメントしていますし。

 今のところ、ペイトンとキャラクターがかぶるバーンズの具体的なトレード話はないので、今シーズン終了まではお二人に我慢していただくことになるんですかねえ。



今シーズンで契約が切れるモッカ監督の契約交渉が未だにまとまっていないことが明らかに。モッカ監督とアラン・ニーロ代理人は先週シカゴで会ったが、交渉に関する具体的な話は無く、事実上今年の2月から進展がなかったことに。

 交渉が進まないのは、昨シーズンオフにモッカ監督が、病気の母親の看病のためそれどころではなかったとも、チーム側の提示に不服だったとも報道されている。

 ニーロ代理人は、「我々はシーズン終了までにこの話を終わらせる予定だが、ビリー(ビーンGM)が早く交渉に入りたい場合、準備はできている。」と、早く決着をつけたい様子。ただ、モッカ監督の地元ピッツバーグ・パイレーツが、来シーズンMcClendon監督と契約せず、新たにモッカ監督を新監督として迎える可能性がある、との一部報道もあるため、少し流動的。

July 12, 2005

(The truth is,) There is no word in Japanese for "pickup truck".

MLBオールスターのテレビ中継で一番印象に残ったCMのキャッチコピー。

 今回は開催地がデトロイトだっただけに、車に関するものはイヤと言うほど見せられました。Foxが中継したテレビ実況のオープニングも、ビッグスリーが光り輝いていた頃のシボレーの映像を多用、そして球場周辺のビルにも、ホームプレートからの距離が書かれたシボレーの広告が。ここでお腹いっぱいになってしまったため、試合は7-0とALワンサイドになったところから記憶なし。そこからはテレビの前でウトウト。

 で、このコピーもシボレーのトラックのもの。おそらくトヨタ・タンドラのCMでビッグスリー製品との比較を強調しているために、こういうコピーが出てきたんですが、アメリカの皆様がSUVとして日常的に乗ってらっしゃるピックアップトラックって、日本の狭い道路じゃ乗り回せない大きさだわ、燃料食うわで、日常生活では至って不便、だから売れないし作らない、そりゃトヨタも、アメリカンピックアップより小振りでも、ハイラックスの国内生産を中止にしたのも納得です。

 でも日本には軽トラックがあります。あの機動性、耐久性、経済性、それに積載量、どれをとってもアメ車のピックアップトラックよりも優れている気がしてならないのです。

 日本語でピックアップトラックを指す言葉が無くてもいいじゃない、だってアメリカには「軽トラ」を指す言葉がないんだから。



あ、ちなみにオールスターゲームは、7-5でアメリカンリーグが勝ちました。うちのデュークシャーは登板しませんでしたが、カメラマン暴行で一部メディアを賑わせていたレンジャーズのロジャーズは、選手紹介からホームラン被弾、そしてダウアウトに戻ってくるまで観衆にブーイングを浴び続けていました。

 MVPはテハダが受賞、未発売の黄色いChevy Corvette Z06をお持ち帰りしました。

July 11, 2005

オールスターゲーム前夜

ホームランダービーがあまりにもつまらなくて何を血迷ったか写真を飾るためのマットボードを切り出したPESSですこんばんは。

 観ない理由はもちろんイチロースズキの代わりにヒーソップ・チョイが出たからではなく、コーチの投げる「死んだ球」(イチロー, 2005)をスタンドへ運ぶのはスラッガーなら出来て当たり前な上、それを無理矢理盛り上げているESPNの実況にうんざりしたから。

 確かに伝統行事なのかもしれませんが、観ている方からすると、昔名古屋でオールスターゲーム(三洋がスポンサーやってる方)の試合前の余興として行われた、野手によるスピードガンコンテストとか、今は亡き筋肉番付の人気種目、ストラック・アウトの方が観てて楽しいような気がしました。

 こう思ってしまうのはおそらく最近タイヤ交換禁止になったF-1よりも、タイヤ交換がある上に1レースで60秒間だけ出力が50馬力余計に使える "Power2Pass" があるチャンプカーの方がおもしろいもんね、というひねくれた嗜好を持っているからかもしれませんが。

Champ Car第6戦@トロント

というわけで、イギリスでモントーヤが勝ったバンザーイ、と一部で盛り上がっていた数時間後、F1中継が有料チャンネルでしかない地球の反対側で地上波中継されたチャンプカーを観戦。

 ちなみにチャンプカーをまじまじと見るのは、CARTが無くなってIRLとチャンプカーに分かれるかなり前のポートランド・グランプリ以来。

 第5戦までポイントランキング1位のPaul Tracyとわずか1ポイント差の2位だったSebastian Bourdaisは1列目からのスタートで、序盤からかなり競っていました。そして、34周目、両者同時にピットに入ったものの、出るタイミングが同時で、コースに戻る際、BourdaisがTracyのフロントウイングを後輪で踏んでしまって、Tracy車のフロントウイングがもげ、それを踏んでしまったBourdais車の右後輪がバースト。

 チャンプカーはF1と違って、フロントウイングがグラウンドフォースを稼ぐ仕様になっているはずですので、ウイングなしで走れるのか、と思っていたら、Tracyはその状態で接触前のベストラップを1秒ほど上回るベストラップをたたき出していました。最初は何かの間違いかと思いましたが。

 ただその状態も最初の2,3周で元に戻り、やはりウイングが半分無いTracyのラップは徐々に落ちていき、後ろからServiaが差を詰まった57周目、イエローフラッグが。ちょうど給油のタイミングだったTracyはピットへ駆け込もうとしましたが、無念にもピットはクローズに。そのTracyは本当に燃料が無かったらしく、ピット出口で停まってしまいました。ここで飽きてしまったので野球を観るためにチャンネルをFSNへ。

 その後のことは最後の最後でイエローが出たときに先頭にいたWilsonが勝ったみたい、ということしかわかりませんが、今回実感したのは、コンクリートフェンスで幅が狭くなっているコースをF1とほぼ同じスピードで走るターボエンジンのチャンプカーも楽しく観られるな、ということ。燃料がメタノールのターボエンジンの音がF1ほど高くはないですが、それ以外はタイヤ交換だの、60秒限定ターボだの、いろいろなギミックがあるせいか、テレビでF1観るのとそんなに変わらないかと。

 ここではオーバル走ってるだけのレースがほとんどの中、あんなの運とタイミングだけの勝負じゃん、とご不満の方々は2週間後サンノゼのダウンタウンで行われる San Jose Grand Prix に足を運んでみるのも悪くないかもしれませんよ。

July 10, 2005

A's@シソックス・前半最終戦

試合前、モッカ監督はケンドールを指名打者で使うため、バックアップ捕手メルヒュースのバックアップに、ボソックス時代キャッチャーで野茂のボールも捕っていたハッテバーグを指名。以前肩を壊して一塁手に転向していながらも、本人は了承したよう。

 初回、1番DHケンドールが2ベースヒットで出塁すると、2番カツセイのライト前ヒットの間に生還。シカゴの先発ガルシアからわずか6球で1点先制した。しかしその裏、A'sの先発ハレンは、先頭のポッドセドニックから見逃し三振を奪ったものの、2番井口を内野安打で塁に出すと、トーマスもヒットで出塁。1アウト1,2塁となってしまう。4番コネーコをセカンドフライに打ち取ったものの、エベレットを歩かせ2アウト満塁のピンチを作った。ロワンドはレフトへ高いフライ性の当たりを返したが、これがヒットに。井口が生還したものの、ケルティーのナイスバックホームでトーマスを本塁で刺殺。

 2回表に、先頭のスクートロ、メルヒュース、ケンドールの3者連続ヒットでスクートロが得点すると、3回にはジョンソンがライトスタンドへ高い弾道の4号ソロホームランを、4回にもカツセイが8号ソロホームランを打つなど、ここまで毎回得点。一方のシソックスも3,4回に1点ずつ加えると、5回裏1アウトからコネーコがヒットで出塁した後、エベレットが13号2ランホームランをライトスタンドへたたき込み、5-4と逆転。

 6回表、スクートロが1アウト走者無しからライトフェンス直撃の三塁打を放つものの、後が続かず追いつくチャンスを逃した。その裏、1アウトからオズーナのピッチャーゴロの処理を焦ったハレンは、何とファーストに向かって変化球を投げてしまい、オズーナが1塁セーフ。続くポッドセニックもバントでピッチャー前に転がすと、全力疾走でハレンの送球に勝ち、ランナー2人を背負う。だがここから登板したカレロが井口とトーマスを打ち取り、追加点を許さなかった。

 7回表、ピッチャーがガルシアからコッツに代わると、A's打撃陣のスイッチが入る。1アウトからクロスビーがレフトフェンスに当たる二塁打を放った後、チャベスがフルカウントから四球を選ぶ。ランナー2人置いてジョンソンも二塁打を放ち、2人生還。打ったジョンソンがウリベの返球が乱れた間に3塁へ進んだ。

 ここでシソックスバッテリーは、ケルティーを敬遠し、ここまでヒット無しのスイッシャーと勝負、レフトフライに倒れたが、ケルティーがタッチアップで2塁に進んだ。コッツはスクートロも敬遠するも、その次のメルヒュースに押し出しのフォアボールを与えてしまった。

 8回裏からはデュークシャーが登板。変化球のコントロールが絶妙だったものの、A. J. ピアジンスキーにタイムリーヒットを打たれて1失点。

 9回表、シソックスは1点ビハインドで抑えのハーマンソンを投入。2アウトを取った後、ここまでさっぱりだったスイッシャーにライトスタンドへ運ばれ、点差を広げてしまう。その裏は8回2アウトから登板したストリートがマウンドへ上がったが、この回先頭のコネーコにレフトスタンドに運ばれると、エベレットにヒットを打たれる。ロワンドの送りバントで1アウトを取った後、A. J. ピアジンスキーに対しフルカウントから内角低めの変化球で見逃し三振に仕留めた。

 ここでシカゴベンチからギーエン監督が飛び出し、ストライクの判定に猛抗議。それに加え、見逃したピアジンスキーもSFジャイアンツ在籍時に評判だった口の悪さを用いて、ベンチから審判を罵った。これでピアジンスキーは退場になったが、ギーエン監督の抗議は続き、ストリートの肩が冷えてしまう。

 試合再開後最初のバッターとなったウリベの代打ペレスは、レフトフェンスへタイムリー2ベースを打ち、再度同点、延長戦に。

 延長11回表、ここまで投げ続けたハーマンソンに代わってビスカイノが登場。先頭のチャベスを歩かせると、ジョンソンのサードゴロはファーストへ投げられず内野安打に。ケルティーは低めの難しい球をバントしランナーを進めた。ここでスイッシャーがライトフェンスに届く高いフライ性の当たりを放つ。守っていたペレスは後ろ向きに走ったものの届かず、2ベースヒットに。3塁にいたチャベスが生還したものの、ペレスが捕球すると読んだジョンソンはスタートが遅く、バックホームに間に合わず、本塁タッチアウトに。

 1点差と打線の援護が心細かったが、モッカ監督はその裏ピッチャーを変えずストリートが続投。ストリートは、先頭のコネーコにヒットを許し、その代打ダイに二盗されたものの、無失点で切り抜けた。

 シーソーゲームになった前半戦最後の試合は9-8でA'sがホワイトソックスを下し、スウィープ。セーブ機会をつぶしたものの逆転できたため、ストリートが勝ち星(3勝目)を挙げた。

 決勝点を叩き出したスイッシャーは、3時間46分の長丁場を戦った他の選手が疲れているのにもかかわらずご機嫌。試合後「ストリートの続投には賛同できなかったけど、とりあえず勝てた」とチャベスがコメントしているところに、「なんでかわかんないけどどうでもいいよ理由なんて」と横槍を入れていたみたいです。

July 09, 2005

昔、藤岡弘の眉毛がつながっていた件について。

深夜にチャンネルを変えても変えても日本の番組しか観られない不運なテレビ難民PESSですこんばんは。こんなところでも深夜にキカイダーやってるんですけど。

 夏休みでも一応授業を取っているんですよ、ということで、土曜日でもその授業に行ってきました。その授業は写真に関するもので、ちょっと特殊なことをやっています。今日は練習を兼ねた打ち合わせで、来週土曜の本番で撮ろうとしている写真を仮設スタジオを作って撮ってきました。この授業、授業料自体より参加費の方が高いというとんでもないものなので、いまんとこ詳細は秘密。でも本番終わり次第詳細は写真の方に書きますのでご心配なく。

 その間にプロフィールをこのフォーマットにあわせるついでに一部書き直したり、写真のページのエントリーを追加したり、以前のエントリーにあった間違いを気づかれないように修正したりしました。ただ、リンクについては、ここ(メイン)と写真を統合したものを作っているんですが、リンク先をまとめる時点でいっぱいいっぱいになってしまったので、今しばらくお待ちいただきたく。

ちょっとしたビッグニュース等

某スポーツ専門局が勝手に大型トレードの目玉と報道し、大きく取り扱われていたカツセイが、今日の試合前A'sとの契約を延長。2008年シーズンまで、総額は$14Mから$16Mとのこと。

 その某専門局の報道によると、この交渉中、カツセイ本人がビーンGMと直接話し合ったこともあったようです。契約内容の詳細は明らかにされていないようですが、前回契約時にトレード制限事項が含まれていたようですので、一A'sファンとしては契約がまとまって一安心といったところ。



一部メディアの報道で渦中のペイトン(ボソックス)の代理人クレイグ・ランディスが、メディアに対し、ブラッドフォードとの交換トレードの話はチーム間でも行われていないことを明らかにした。

 取材に対しランディスは、「仮にトレードされたとしても、ブラッドフォードが健康かどうかは疑わしい」と、私感を述べたようですが、今日のSFクロニコルでは、もしこの話が実行された場合、ペイトンの出場機会を作るためにバーンズがセットで放出されるのではないかと、気が気でない憶測も書かれています。

・・・まじっすか?

A's@南シカゴ2試合目

今日こそはテレビ中継があったようですが、最近何故かテレビ観戦すると負け試合が多いので、今日もキングさんがいないラジオで我慢。

 先週日曜日の@オークランドと同じ先発マッチアップになったこの試合、我らがバリー・ジートが先に苦しい場面に遭遇。初回、ポッドセドニックを打ち取ったが、2番井口に2ベースを許すと、トーマスが倒れた後打席にコネーコを迎えてワイルドピッチ。井口を3塁へ進ませてしまった。コネーコに対しては、フルカウントからキャッチャーゴロにし、ピンチを切り抜けた。

 すると2回表、ケルティーとバーンズの連続2ベースヒットでA'sはあっさりと先制。これで浮き足立ったか、ホワイトソックス先発のバーリーはスイッシャーに対して暴投、バーンズは3塁へ。結局スイッシャーに四球を与えてしまい、1,3塁に。そしてジンターはカウント2-1からサード真っ正面へ鋭い当たりを放ち、あわや併殺か、と思われたところ、三塁手オズーナがボールをこぼし、オールセーフ。この間にバーンズが2点目のホームを踏んだ。

 今日のジートは「古典的なカーブを有効に使った投球」(ESPN Baseball Tonight)で、シソックス打線を抑えていたものの、鬼門の6回裏、先頭のポッドセドニックをセンター前ヒットで塁に出すと、井口に四球を与える。そして次のトーマスのところで、捕手ケンドールがランナーを刺せないことにつけ込んだポッドセドニックが三盗。打席にいたトーマスは、センターへ犠牲フライ。ランナーはタッチアップで進塁し、3塁走者ポッドセニックが生還。1点差に迫られたものの、この後コネーコ、ロワードを打ち取り、ピンチをしのいだ。

 7回表、先頭のスイッシャーが放ったサードへの当たりを、オズーナが再びエラー、塁に出る。ジンター、エリスと倒れたあと、ケンドールはセカンドへの内野安打で1塁に到達。2アウト1,3塁になったところで、カツセイが高々とライトスタンドへ運び、3点追加。

 8回表、ピッチャーがジェンクスに代わってもA'sの勢いは止まらず、1アウトからケルティーがライト前ヒットで出塁すると、ここでまた暴投。2塁へ進んだケルティーは、バーンズの単打で3塁へ。打ったバーンズも続くスイッシャーの時に二盗に成功し、1アウト2,3塁とチャンスを広げた。スイッシャーは四球を選び満塁になると、続くジンターの代打ハッテバーグはストレートの四球で、ケルティーが押し出され得点。満塁でジェンクスは降板。高津がマウンドへ上がり、エリスをセカンドゴロに打ち取ったが、ハッテバーグが2塁でフォースアウトになっただけで、バーンズが生還。打順は1番に戻りケンドールがタイムリーヒットを打ち、スイッシャーを帰した。その裏登板したカレロはランナーを出したものの、無失点で投げきる。

 9回表、先頭のクロスビーが内野安打で出塁したところで、ウォーカーが高津を救援したものの、直後チャベスに12号2ランホームランを打たれ、A'sの得点は2ケタに。その裏は藪が登板。2アウトからダイの代打ペレスに2ベースを許したものの、Widgerから三振を奪い試合終了。

 10-1でA'sが連勝。シソックス打線を2被安打6奪三振に抑えたジートが6勝目を挙げ、チーム成績は43勝43敗の5割に戻った。

 テレビをつけると負けてしまうので、動くA'sを観られなかったんですが、今日の試合は動画で観ておくべきだったな、とESPN観ながら後悔しています。でも音声消してもテレビで観戦すると負けてしまうのが悔しいところ。

July 08, 2005

また大型そうなトレードの噂

ForstアシスタントGMは、あるソースから報じられた、故障から復帰しつつあるブラッドフォードと、ボストンのペイトンとの交換トレードの噂を否定。その報道によると、DL入りの選手はトレードできないため、ブラッドフォードがDLから復帰するであろうオールスター明けに発表になるということ。

 昨シーズンオフに、サンディエゴからロバーツとの4対1トレードで移籍したしたはいいが、レギュラー外野手として出場できないことに対して不満を持っているから、というのも納得ですが、何となくブラッドフォード一人で片付きそうな話ではなさそうな上に、仮にこれが成立すると外野手が余るので、真偽からしてあやしいです。

A's@シソックス第一戦

オールスター前の最後のシリーズ、アメリカ国内で試合しているのにテレビ中継はなし。ついでにラジオでもビル・キングさんが何故かお休み。

 そんな中始まったこの試合、A's打線は1回表、シカゴ先発のガーランドに3者凡退に抑えられると、その裏、先頭のポッドセニックが内野安打で出塁すると、つかさず二盗というお約束の始まり方。しかしA'sの先発サールースは無失点に抑える。

 3回表、この回先頭のジョンソンが倒れた後、スイッシャーがライトへ2ベースヒットを放つと、スクートロのライト前ヒットの間に3塁へ。打順はトップに戻り、ケンドールもセンター前に返し、これでスイッシャーが先制のホームを踏んだ。カツセイは打ち取られたものの、クロスビーがライトへタイムリー2ベースを放ち、2点目が入った。

 しかし4回裏、サールースがダイに当ててしまい歩かせると、ペレスがライト前ヒットで続き、1,2塁に。クリードはセカンドゴロに倒れるものの、2塁フォースアウトになっただけで、打ったクリードが1塁に残った。この間に3塁へ進んだダイが、ウリベのファーストゴロの間に帰り、2-1に。

 すると5回表、先頭のスクートロが2ベースヒットを放つと、ケンドールが倒れた後、カツセイの内野安打の間に3塁へ。ここでクロスビーがレフトの奥深くにフライを上げた。ペレスが追いかけたものの、打球はワンバウンドした後にスタンドイン。エンタイトルツーベースになり、3塁にいたスクートロは得点できたものの、カツセイが3塁で止められてしまう不運。この後、チャベス、ハッテバーグは続けて打ち取られ、1点追加できたのみ。

 6回表、この回から登板したビスカイノからバーンズが2ベースヒットを放つものの、その後を3人で抑えられダメ押しできず。しかしその裏、1アウトからペレスがライトへ強い当たりを放ち2塁を狙ったものの、スイッシャーが2塁へ好返球。ペレスが2塁でアウトになり、サールースを助けた。

 サールースは結局7回裏、先頭のウリベにヒットを打たれるまで登板。7,8回を投げたデュークシャーは、エベットにタイムリーヒットを打たれ、このウリベを返してしまうものの、失点をこの1にとどめた。9回を登板したヒューストンがランナーを出しながらも無失点で切り抜け、4-2でA'sが勝った。サールースが5勝目を挙げ、彼自身の星が5割に戻っただけでなく、チームも5割復帰まであと1勝となった。

 明日は土曜のナイター@中部時間ということで、4時@PDT試合開始。二たびバーリーとバリーが先発登板予定。

July 07, 2005

A's@トロント3戦目

2回表、この回先頭のケルティーを1塁において、バーンズがトロント先発のチャシンからレフトへ7号2ランホームランを放ち、A'sが2点先制。

 A'sの先発、流暢なカナディアンを喋るというハーデンは毎回ランナーを抱えながらの投球だったが、速球が走っていたこともあり4回までは無失点。しかし5回裏、1アウトからメンチーノを歩かせると、カタラノットに2ベースを浴び、続くウェルズはレフトスタンドへ3ランホームランを打ち、逆転を許す。

 6回表、A's打線はヒットと四球で2アウト1,2塁とするも、チャシンから替わったチャークがケルティーを内野フライに打ち取り、追いつけなかった。その裏、ジョンソンとグロスを歩かせたハーデンは降板。救援したリンコンは、メンチーノをショートゴロに打ち取ったものの、アダムスに四球を与え1アウト満塁のピンチを迎える。そして次のカタラノットをショートゴロに打ち取り併殺、とテレビの前で音声を消し、ラジオを聞きながら信じていたところ、クロスビーがお手玉。結果は内野安打となり、グロスが生還、突き放された。

 7回表もエリスの2ベースなどで2アウトながら1,3塁とするも、ケンドールがウォーカーにライトフライに打ち取られ、得点できず。ブルージェイズはこの後も四球を出すたびにピッチャーを替えるという小刻みな継投策を取り、結局4-2で逃げ切られた。ハーデンは故国で勝利を挙げることができず4敗目。5月以来初めてのシリーズ負け越しとなった。

 ナイターだったのに球場の屋根が開いていたこと、フィールドも東京ドームと同じ人工芝でボールの動きが読みにくかったのを考慮しても、守備が乱れ気味だったような気がしました。5月は半ば奇跡的とはいえ、若いチームもやればあそこまでできた訳ですから、立ち直ることに期待したいです。

July 06, 2005

新しいものと速いものが、好きだわ。

ここ数日、ストーリーがデタラメでも絵はリアルという不思議な夢を見続けているせいか、よく眠れている感覚が薄いんですが、新しいものと速いものが好きなので、そんな中早起きして新しくEl Camino Realを走り出した快速バス522系統に乗って、サンノゼ側の終点であるEastridgeのモールまで行ってきました。

 522系統は、従来からEl Camino Realを走っていた22系統に追加して運行されるもので、従来の快速バス300系統の運行時間を終日に拡大した上で、2つの特徴が新しく加わりました。

 一つ目は、バス優先信号が導入され、これまで信号を抜けるのに時間を取られ結果遅れが拡大する、という悪循環を、バス車上と信号機に設置した無線機が相互に更新することで、バスが交差点に接近している時のみエルカミノ側の信号を青のまま保ち、バスが信号に捕まるのを防ぐことができるようになったこと。

 二つ目は、22系統のバス停のうち75%を通過するのに加えて、上記の優先信号の結果、バスが所定時刻より早くバス停についた場合、これまでと違い時刻表上の時刻よりも早く発車できるようになったこと。

 実際乗ってみて、交通局(VTA)側が謳っている所要時間の短縮はおおむね達成できていました。今日2時半頃乗ったバスは、通常22系統で昼間1時間強かかるカストロストリート(マウンテンビュー)からサンノゼのダウンタウンまで45分程で走破しました。特に帰りのラッシュ時間帯前半には、バス停に止まりながらも、他の車の流れとほぼ同じ速さで走っていましたので、「バスは遅い」という固定概念が522系統では無いと言ってもいいのではないでしょうか。

 また、停車バス停を絞ったようですが、乗客の数は通常の各駅停車とほぼ同等で、今週月曜日に始まった路線にしてはよく乗っているという印象を受けました。加えて、主要バス停では522系統を狙って捕まえているような動きがありましたので、乗車率から言うと成功ではないでしょうか。

 ただ、時刻表よりも早発できるため、15分間隔で走る522系統を捕まえようと時刻表通りに行動しても、必ずしも狙ったバスに乗れないというデメリットがあるように思います。先にバス優先信号システムを使った快速バスを走らせ成功させているEast BayのAC Transit 72R系統にはある、バスの運転間隔と次のバスの到着予想時刻を知らせるバス停の電光掲示板が522系統にはない(利用実績を見て今後導入するようですが)ため、今後の動向については?の部分が多いと感じました。

 VTAは、運行開始を前にEl Camino Real沿いの家庭に、無料お試し乗車券付きのパンフレットを郵送しているようなので、もしお持ちの方がいらっしゃったら、一度通勤買い物の足として利用してみてはいかがでしょうか。最近ガソリンが高くてねぇ、という方々には車に変わる通勤時の交通機関になりうるかもしれません。

停車バス停や時刻表などの詳細は、VTAの522系統説明ページへ

A's@トロント2試合目

先月の月間最優秀新人賞を獲得したブラントンが先発したが、2回裏リオスの犠牲フライでブルージェイズに先制点を与えた。ブラントンはその後立ち直り、4,5回を無失点に抑えた。

 一方A's打線は、ヒットは出るものの、ブルージェイズの先発リリーを前にチャンスが作れなかった。すると5回裏、ブラントンがMenechinoとアダムスに連続で2ベースヒットを浴び、1点失うと、Hillenbrandに犠牲フライを打たれ3点目を献上。

 8回からは久しぶりの登板となる藪がマウンドに。藪は1アウトを取ったものの、ヒンスキーに死球を浴びせ、出塁を許したもののヒンスキーが二盗に失敗、2アウトにするが、この時打席に立っていたリオスに四球を与えてしまう。Menechinoをヒットで出塁させたところで、リンコンにスイッチ。しかしリンコンはアダムスに対しワイルドピッチでランナーを進ませると、打席に立っていたアダムスも歩かせ、満塁にしてしまう。ここでグウィンに交代したが、ジョンソンにライト前ヒットを打たれて2失点、そして次のウェルズに16号3ランホームランを浴びてしまう。

 ブルージェイズは8回にフレイサー、9回にスパイアーを投入し、両者ともA's打線を無失点に抑えた。

 結果は0-8でA'sは完封負け。ブラントンは3失点だったが7敗目を喫した。


ところで、今季チームが東海岸時間帯で試合する節の2試合目の成績が悪いそうで、午後4時前にクラブハウスに居たら50ドル罰金、という監督指令が出ていたようですが(ソース: コントラコスタ・タイムス)、誰か引っかかった人がいるかどうか気になります。気になりますが幸い今夜は寝られそうです。

July 05, 2005

A's対ジェイズ@スカイドーム

ネーミングライツが買われたらしいんですけど、今日ラジオ中継でみなさん「アストロターフのスカイドーム」と呼んでいたので。

 オールスター前の遠征最初の試合はハレンとタワーズの先発で始まった。A'sは2回表、2アウト満塁のチャンスを作るも、スイッシャーがセカンドフライに、そしてスクートロも三振に倒れ先制ならず。その裏、ハレンが3連打を浴び、3本目のジョンソンのスリーベースの間に2失点。

 4回裏、1アウトからジョンソンがライトスタンド2階席に届く3号ソロホームランで1点返した後、続くスイッシャーがレフトへ2ベースヒットを打つ。スクートロがライトフライに倒れた後、ケンドールとカツセイが続けて四球を選び満塁になると、クロスビーはセンター前に打ち返し、スイッシャーとケンドールが生還、逆転に成功。タワーズはこの回を投げきって降板した。

 5回裏、先頭のハドソンがカウント3-2から3ベースヒットを放つと、アダムスの犠牲フライで生還。あっさり同点に追いつかれてしまう。だがA'sは6回表、先頭のスクートロが四球で出塁すると、2人倒れた後、クロスビーがフルカウントからセンターのフェンス上部に当てるフライを打つ。これが5号ランニングホームランになり、2点追加。

 しかしハレンはこのリードを守れず、その裏ヒルに2ベースヒットを打たれると、Zaunは打ち取ったものの、その間に3塁に進んだヒルをヒンスキーのショートゴロで帰してしまった。ハレンはこれで降板したが、救援したリンコンは次の回、先頭のハドソンに初球をセンタースタンドへ運ばれ、またも同点に追いつかれる。

 8回表、先頭のスイッシャーは、変わったばかりのフレイサーから10号ソロホームランを放つ。加えて、2アウトからカツセイが6号ソロホームランを打ち、2点リードになった。が、その裏カレロが、9回にはストリートが1点ずつ失ってしまい、延長戦に。

 10回から登板したバティスタ、デュークシャーとも初回は無失点で切り抜けたものの、11回表、カツセイがライト前に落とすと、クロスビー、チャベスと連続でシングルヒットで出塁、ノーアウト満塁で今日ファーストに入ったハッテバーグを迎える。

 そのハッテバーグはライト前へシングルヒットを放つ。これでカツセイとクロスビーが帰り、2点差にした上なおも1,3塁のチャンス。ケルティーとジョンソンは簡単に凡退したが、スイッシャーが初球をライトへ飛ばし、2ベースに。これでチャベスがホームを踏み、10点目が入った。

 最後はデュークシャーが締め、10-7でA'sが遠征初戦を取った。デュークシャーが4勝目を挙げた。

これでA'sは5割復帰。

 ベイエリアではテレビ中継が無かったので、ラジオ実況だけでは判断はむずかしいですが、アナウンサーが「人工芝の毛足が長く、ボールが跳ねずに止まったり、食われたりと、変な動きをする」と言っていた通り変なプレーがかなりあったように感じました。乱戦の末勝ったんですが、中継を聞いている途中も、そして今ボックススコアを見ながら振り返っていても、すごいことになっているので。



[動向] 先月5勝1敗・防御率2.06と大活躍したブラントンが、何と5月の月間最優秀新人賞を受賞。同じく先月活躍したチームメイトのスイッシャーを抑えての受賞の模様。

July 04, 2005

Shorelineの波濤

独立記念日に先立ち、昨日ゴルフの人生初ラウンドに行ってきました。

 栄えある初ゴルフのコース(五月蝿い表現)として選ばれたのは、ここから自転車でも10分で行ける市営のここ。市営コースというだけあって、マウンテンビュー在住者には、午後6時以降10ドルというサービスっぷりでした。

 ゴルフ屋で働いている人に半ばさらわれていった、初ラウンドの結果は、1番ホール(484ヤード・パー4)から15回も叩いてしまうという、初ラウンドにふさわしい結果に。今まで週1回ペースでしか打ちっぱなししか行ってない上、そこでアイアンでしか打っていなかったので、1番ホールのティーショットで何を血迷ったか5番ウッドを握った時点でスコアは決まっていたようなものでした。

 そんなダメっぷりなので、9ホールしか回らなかったのにも関わらず、終わったのは夜9時過ぎ。終わった瞬間もうやるもんかこんなおやぢスポーツ(偏見)と思ったんですが、ここでやめちゃったら面白くなさそうなので、もう少しまじめに練習して、クラブを振ったときにちゃんとボールに当たってまっすぐ飛んでいくぐらいまでにはなりたいです。

 ちなみに結果は秘密。

D! U! C! H! SCH! E-R! E-R!... (cont'd...)

デュークシャーのスペルが未だにあやふやなA'sファンの皆さんPESSですこんばんは。このサイトでは可能な限りカタカナに変換していますので、英語で書け、と言われると、数秒間考えてからフリーズするかもしくは意味不明な奇ッ怪な行動に出ると思われますので取り扱いにはご注意ください。
 つーかスペル覚えろっていう話ですか。ああ、覚えますとも(逆ギレ)。

 そんな中昨シーズンから中継ぎで活躍しているデュークシャーが、なんと監督推薦でオールスターに選出されました。

 今まで最高の賞がトリプルAでのパシフィックコースト・リーグ年間最優秀投手だった本人は、日曜朝試合前、監督室に呼ばれその報をモッカ監督から聞いた時、相当驚いたらしく、「本当にびっくりした。何が起きたのかわからなかった。初めは何かの罠か、と思った」とコメント。

July 03, 2005

"シソックス"@OAK三連戦3試合目

牛親方さんがお使いのホワイトソックスの略称が3.8ナイス。日本のどこかにこんな名前のクラブチームがありそうですけど。

 序盤はジート、バーリーの両先発ともにランナーを許すものの後続を断つピッチングを続けた。4回表1アウトから、ジートはトーマスにソロホームランを浴びてしまう。その後を凡退させるものの、5回表、この回先頭だったこの辺出身のダイにカウント3-2からレフトスタンドへ運ばれ、2点目を失った。一方A'sはその裏、2アウトからケンドールが四球を選んだ後、カツセイがライト線へ運び1,3塁のチャンスを作ったものの、クロスビーが三振に倒れ得点できず。

 だが6回裏、先頭のチャベスが三遊間へ鋭い当たりを飛ばし、オズーナが横へ飛び、ボールを取って一塁に投げたものの、チャベスも一塁へヘッドスライディング。チャベスの方が一寸早くベースに達し、内野安打に。続くケルティ−もセカンドへの内野安打で1,2塁としたところで、久しぶりにスタメンのバーンズ登場。初球を打ち、ピッチャーゴロ併殺と思われたものの、バーリーは二塁へ悪送球。逸れたボールがセンターを点々と転がっている間にチャベスが本塁を踏み、ほかのランナーも進塁。なおもノーアウト2,3塁でスイッシャーは内野ゴロに倒れた後、DHジンターもピッチャー返し。しかし今回は勢いが強すぎてバーリーが捕球できず、内野安打に。この間にケルティーが生還、同点に追いついた。
 エリスが打ち取られた後、2死1,3塁から、ケンドールとカツセイが連続してライトへ打ち返し2点追加、A'sは逆転に成功。
 見方が4点以上とるとほとんど負けないジートは、この後7回表を三者凡退で投げ終わると、その裏先頭のチャベスがヒットで塁に出、ケルティー三振の後バーンズもレフト前ヒットで出塁。ランナー2人おいて、スイッシャーがタイムリーを放ちチャベスが得点。
 ここでビスカイノが登板したため、ジンターの代打ハッテバーグファーストゴロに倒れたが、次のエリスが2点タイムリーを放ち、ホワイトソックスを突き放した。
 8回表、ジートは1アウト1,3塁のピンチを作ってしまったものの、球場全体で巻き起こったジートコールに助けられたか、井口を三振に、トーマスをレフトフライに仕留め、失点を防いだ。9回はカレロが3人で抑え、7-2でA'sが勝ち、このシリーズを勝ち越した。10連勝中だったバーリーに投げ勝ったジートが2失点で5勝目を挙げる。
 
 統計上MLB史上最強チームに勝ち越したんですが、その要因はオークランドお得意のセイバーメトリクスの正反対とされる、選手の精神状態にあると思いました。チャベスのヘットスライディングを見て他の選手達に気合いが入り、6回と7回の追い上げにつながったのかと。球場の観衆もそれを見てか、8回のピンチに立ち上がり、ジートコールを送った・・・。
 ああ、今日球場に行けばよかったな。

July 02, 2005

Who's your daddy?

ネットの大海を漂いながら原稿書いてたいつものカフェに連れられて入ってきた幼い子供が"Where's this place?"と親父に聞いていたのに思わず笑ってしまったPESSですこんばんは。子供は今アップルサイダーを買い与えられ静かになりましたが、ちゃんと説明したれよそこのおやじ。


最近というか、結構前から不思議で不思議で仕方が無いんですが、ここのサイトにこんな素敵なキーワードでたどり着いた方がいらっしゃるようです。おそらく複数回お越しだと思いますが。
 ごめんなさい、白地に赤基調のデザインでも、バナーとか文章をお読みいただくとわかる通り、ここはNYYと某赤靴下球団が嫌いで嫌いで仕方が無い日本人A'sファンのサイトですので、たとえA'sがどこか砂漠のど真ん中に移転するとしても、Papiとか書いてある壁紙は置かないつもりなのでそんとこはお間違いなきよう。
 でも、すぐ下に赤靴下応援日記とかあるのになんでウチに?


[UPDATE] ここを読んでいた際、昨日の試合Recapで一部ホワイトソックスのピッチャーに関する記述がメチャクチャだったのを発見し、修正しました。(ともともさん、しっかりとした記述をありがとうございました)(4:11 PM @PT)


[UPDATE 2] 写真関係もちょこっと更新。そして来週にはリンクのページと日本語版自己紹介をお見せできる予定ですので。

7月2試合目:CHW@OAK

初回は両チーム三者凡退に倒れたものの、2回表先頭のコナーコがサールースの投げた初球をレフトへ持っていきツーベースに。A.J. ピアジンスキーの内野ゴロの感に3塁へ進む。そしてロワードがライト前ヒットを放ち、ホワイトソックスが1点先制した。ロワードはワイルドピッチの間に2塁に達すると、Credeはセンターへタイムリーヒット。ロワードが帰り2点目を得た。

 ホワイトソックスの先発ガーランドに対し、A's打線は3回までランナーを出せなかったが、4回裏、その前の守備でグラウンドボーイのファインプレーに感化されたか、先頭のケンドールが死球を受け塁に出ると、カツセイが倒れた後、クロスビーがタイムリー2ベースヒットを放ち、1点返す。続くチャベスも打球をセンターへ持っていき、同点とした。

 ホワイトソックスは6回表、トーマスのタイムリーで1点追加するが、A'sはその裏、ヒットと四球でノーアウト満塁のチャンスを作ると、チャベスが犠牲フライを打ちケンドールが帰還、またも同点に追いついた。ローテーションの入れ替えと調整で、前回先発から8日経っていたサールースは、7回表まで投げきったが、その回2アウトからCredeに左中間スタンドへ打球を運ばれ、再度離された。

 リリーフしたリンコンは打者2人で2アウトを取り、デュークシャーに後を託した。しかし9回表、1アウトからピアジンスキーがレフト前ヒットで出塁すると、ロワードもヒットで1,2塁に。そしてペレスが初球をライト線へ打ち返し2ベースに。これでピアジンスキーがホームを踏んだ。なおもランナー1,3塁で、A'sバッテリーはCredeを敬遠し、満塁策を取る。するとウリベは初球を打ちショートゴロに。スライディングの位置がよかったため、二塁手エリスがバランスを崩しながらも1塁へ送球し、目論見通り併殺に仕留めた。

 ホワイトソックスは9回裏、ハーマンソンを投入、A's打線はチャベス、ハッテバーグ、ケルティーと三者凡退に抑えられ、5-3で負けた。ガーランドが13勝目をあげた。長めの登板間隔を取ったサールースは5敗目。

 A'sの連勝は8で止まった。

 サールースが大切なところで結構簡単に打たれてしまったためか、本物の史上最強チームに連勝を止められてしまった訳ですが、それでもこの粘りを見せてくれたので、明日は勝ってこのカード勝ち越したいものです。

July 01, 2005

ホワイトソックス@オークランド一戦目

DL復帰後3試合目の先発当番となったハーデンは、先頭のポドセニックに12球粘られた末に四球を与え、出塁させてしまう。二番井口のところで、現在ALで盗塁数トップのランナーは、元々肩の強くないキャッチャーを相手に二盗に成功。開始早々得点圏にランナーが進んでしまった。井口は結局ライトフライに倒れたものの、この間にポドセニックはタッチアップで3塁へ。そして三番ロワードはジョンソンのエラーで一塁セーフ、ポドセニックが帰り1点先制した。1アウト1塁でコナーコはセンターフライに倒れたものの、エベレットにライト前へ持っていかれ、ホワイトソックスに2点目が入った。
 一方A's打線は、コントロールが定まらないコントレラスを相手に、ランナーをためるものの一打が出なかった。2回裏にはヒットと四球で2アウト満塁のチャンスを迎えたものの、スクートロが凡退し、得点には至らず。
 だが4回裏、先頭のハッテバーグが四球を選ぶと、ケルティーがレフトへ2ベースを放ち、無死1,3塁のチャンスに。次のジョンソンはセカンドゴロに倒れたものの、この間にハッテバーグがホームを踏み1点返す。ここからコントレラスの制球がさらに乱れ始め、スイッシャーがこの試合2個目の四球で出塁すると、スクートロに対するワイルドピッチで2塁に進んだ。スクートロは結局レフトフライに倒れた。そしてコントレラスは2アウトからケンドールに対してもワイルドピッチ。ケルティーが帰り、追いついた。
 すると5回裏、先頭のクロスビーが2ベースヒットを放つと、コントレラスの球はさらに荒れ始め、ストライクは入るもののA'sバッターがマネーボールばりの選球眼で四球を選び、ハッテバーグ、ケルティーが塁に出て1アウト満塁のチャンスを得る。ここでコントレラスは、塁上に残ったランナー3人に対する責任を負って降板、ウォーカーが救援した。ウォーカーはジョンソンこそインフィールドフライに打ち取ったものの、スイッシャ−には四球を与えてしまい、押し出しで逆転を許してしまった。ここでビスカイノが登板するも、スクートロはバットを振らずに四球を選び、またも押し出しで1点追加した。


この間ハーデンは、ホワイトソックス打線にヒットを打たれたり、ポドセニックにもう一つ盗塁を許したりしながらも失点はなかった。5回裏の23分というA'sの長い攻撃の後もペースは崩れず、6回表2つ目のアウトを取ったところで球数が100を超え、カレロにスイッチ。7回にケルティーがA.J.ピアジンスキーのファールフライをフェンスにぶつかりながらも捕球、8回にはポドセニックのバントフライをチャベスが全速力で前進した上で捕るなど、守備陣にささえられつつカレロは8回まで無失点で乗り切った。
 8回裏には、1アウトからケンドールが2ベースヒットで出塁。カツセイはファールチップで三振を取られたものの、クロスビーが四球で1塁に達した。ここでコッツが高津をリリーフしたものの、チャベスに7球粘られた後死球を与えてしまい、満塁に。次のハッテバーグもライトへ引っぱり2人生還。試合を決めた。
 9回はストリートが3人で片付け、試合終了。6-2でA'sがホワイトソックスを下した。被安打4だったハーデンが5勝目。


月が変わってもA'sの勢いは止まらず、まず今月の初戦を取りました。今日は先発がコントロールがイマイチのコントレラスだったので、逆転ながらも点差をつけて勝つことができましたが、先発ローテからすると、明日以降が本当の意味で史上最強ホワイトソックスの対戦になりそうです。明日は6時開始・試合終了後に花火ですが、贅沢言えば試合中にもしばらく見ていないチャベスの花火が見たいなあ、という感じです。

バーンズ譚

数日前のSFクロニコルから、見た目はともかく性格までも少年チックなバーンズにまつわる話を。
 土曜日の試合終盤に、フライを追いかけている最中にフェンスと激突したバーンズ、月曜日に自宅のあるハーフームーンベイからオークランドまでレントゲンを撮りにいった際、スタッフにそのレントゲンを見せるよう要求。それに加え、インスピレーションからくる変な比較したい欲求のため、なんと何もおこってない左肩と痛めた右側の両方を比べるため、わざわざ2枚撮ったそうです。


記事冒頭で、シーズン前に彼が自分からキャプテンを名乗り出てしまうことを例に挙げながら、バーンズを "'Do-it-yourself' kind of guy" と呼んでいますが、これまでの彼の言動とこの記事をふまえると、やってることはそれのさらに上をいってるかと。普段フィールドでは、彼はよくボールに飛び込んだり、飛んでいる最中体がまっすぐに見えるほど勢いよくスライディングしたりしていますが、それが気迫以外のどこかから来ているように思えてなりません。
 しかしこんなことをしていても、「バーンズだからな」と笑って済ませてしまうのが、バーンズファンの日本人が感じる、バーンズのバーンズらしさだと思います。