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July 27, 2005

インディアンズ@A's 第三戦

ほぼ満員状態で、券を買うのにもホットドッグを買うのにも並ばなければ行けなかったため、普段ならすべて試合が始まるまでにできたところ、球場内に入ったのが1回表終了時、それにホットドッグを買って自分の席に着いた時には2-1でインディアンズが逆転した後でした。

 その間に起こったことは・・・

  • 1回裏、1番ケンドールの2ベースヒットでA'sの攻撃が始まると、2番スイッシャーも2ベースヒットを放ち、この間にケンドールがホームを踏んでA'sが先制点を得るも、その後クロスビー、チャベス、ハッテバーグが凡退。1-0でA's。

  • インディアンズは直後、ベリアードがノーアウトからヒットで出塁すると、ブーンがレフトへ2ランホームランを放ち逆転。さらにブルサードとシズモアがヒットで出塁。1死1,3塁でクリスプの打席の際、インディアンズはダブルスチールを敢行。しかしハレンが1塁に投げたため、シズモアは1,2塁間で挟まれた。ここでブルサードが3塁を飛び出し本塁へ。これに気づいたクロスビーが本塁へ送球し、ブルサードは本塁タッチアウト。その後打席のクリスプも空振り三振に。2-1でインディアンズ。


 つまり席に着いた時には負けてた訳ですが。

 逆転されたA'sは、その後インディアンズの先発エラートンに抑えられるが、逆にA'sの先発ハレンの調子がイマイチで、ほぼ毎回ランナーを出す投球。しかし5回表、シズモアとクリスプに連続でヒットを浴びると、1アウトからビクター・マルティネスにライト前へ運ばれ1失点。結局6回表1アウトで、ハレンはランナーを1,2塁に残し降板。後を継いだケネディーは、シズモアにあっさりとライト前ヒットを打たれ、ブーンが得点、点差が開いた。

 その裏、2アウトからケルティーが、ライトへ低い弾道の7号ソロホームランを打ち1点返す。そして8回裏、エラートンに代わりピッチャー、アーサー・ローズを告げるアナウンス。A's在籍時に抑えとして期待されたが、それに見合った活躍ができず、またドーテルが抑えとしてシーズン中に移籍してくると今度は自身の起用法について不満をぶちまけ、おまけに最近のインタビューではモッカ監督にFワードをお見舞いしてやりたい、と大人げない発言をしたローズは、球場中から大ブーイングで登場。しかし本人は、この回先頭のクロスビーにこそストレートのフォアボールを与えたが、その後を3人で切り抜け反撃を許さなかった。

 ストリートは9回表を三者凡退で片付けた。インディアンズも過去11セーブ機会をミス無く投げ終えた、好調な抑えウィックマンを投入。ウィックマンに対し、A's打線はケルティー、ジョンソン、ペイトンが連続で左右にヒットを打ち、これで1点差に詰め寄る。なおもノーアウト1,2塁でスクートロがバント。ボールは前に転がったものの、バントを見るやものすごい勢いで前進してきたインディアンズの内野陣は3塁へ送球、ジョンソンの代走だったエリスが3塁でアウトになり、送りバントは結果的に失敗に。

 続くケンドールのタイムリーヒットで、ペイトンが2塁から生還し同点に追いつかれたインディアンズバッテリーは、スイッシャーを歩かせ、最近不調のクロスビーの併殺を狙い、アウトは2つ取れなかったものの、クロスビーはショートゴロに倒れ、その後のチャベスもフルカウントから変化球を振り三振、試合は延長戦に。

 10回裏からマウンドに上がったリスクに対し、ハッテバーグとケルティーが内野ゴロに倒れ、あっという間に2アウトランナー無しに。しかしここでエリスがライト前ヒットで塁に出ると、ペイトンがファールで粘った末に2ベースヒットでつなぐ。

 エリスを3塁においてここまで4の0だったスクートロが打席に。リスクが放った4球目をレフトへ打ち返し、エリスが悠々とホームを踏み試合終了。5-4でアスレチックスが勝利、このシリーズを勝ち越した。10回まで投げたストリートが4勝目を挙げた。

 最後の一打で一躍今日のヒーローになったスクートロは、チームメイトたちに自ら飛び込んだものの、ケルティーやスイッシャー、クロスビーにブラントンから荒く歓迎され、歓喜の輪から身をよじって脱出した。試合後、ケルティーの「(スクートロは)明日トレーニングルームで過ごすことになった」というジョークに、「彼は明日休まないとダメだ」と、ロッカーが隣のスイッシャーが加える、という彼ららしいコメントがとれたみたいですが、スタンドからそれを観ていた一ファンにはかなりブラックに聞こえました。