Send As SMS

July 21, 2005

A's対レンジャーズ@アーリントンの野球場第一戦

A'sの先発ブラントンは、初回2アウトから3番テシェーラにヒットを打たれると、ブラロックを歩かせ、続くソリアーノにはライト線へ2点タイムリー3ベースヒットを浴び、先制点を許してしまう。続く2回にも1アウトからマシューズを3塁に、ヒダルゴを2塁に置きディルーチを歩かせ満塁にすると、マイケル・ヤングが犠牲フライを打ち上げ、やってはならない追加点を与えてしまった。

 この間A's打線は、A'sキラーであるレンジャーズの先発、本当は今日コミッショナーに雷を落とされるはずだったロジャーズに抑えられる。しかし3回裏1アウト2塁にソリアーノを置いた場面で、メンチが放った三遊間へのあわやヒットか、という強い当たりを今日スタメンで3塁に入ったジンターが横へ飛んで捕球、1塁へ送り内野ゴロにすると、4回裏2アウトではブラントンがボークで進めたランナーを得点圏に置き、テシェーラのレフト深めのフライをペイトンがフェンスにぶつかりながらも捕球、ESPNのTop Ten Playに選ばれた2つの好プレーで失点を食い止めた。

 すると5回裏、先頭のペイトンがヒットで塁に出ると、スイッシャーがセンターへタイムリー2ベースを放つ。ジンターは空振り三振に倒れたが、続くエリスがレフト前ヒットを打つ。外野が前進気味だったにも関わらず、ワシントンさんの腕はグルグル、スイッシャー3塁を回った。メンチのバックホームもストライクだったが、タッチのタイミングでスイッシャーは生還し、3-2と1点差に詰め寄った。

 6回表、クロスビーとケルティーがヒットで出塁したところで、スイッシャーが走者一掃の2点タイムリー2ベースヒットを放ち一気に勝ち越した。しかしその裏から登板したケネディーがアロマーとヤングにそれぞれ2ベースヒットを浴び、この間に1点取られて同点にしてしまう。そのケネディーは、7回裏1アウトからメンチとマシューズに連続四球、続くヒダルゴのサードゴロは併殺にならず、2アウトでランナーを2人置いて降板。ここで登場したウィタシックがアロマーをショートゴロに打ち取りピンチを脱した。

 8回表にペイトンのタイムリーヒットで再び勝ち越したA'sは、9回にケルティーのタイムリーヒットでさらに点差を広げ、最終回はリンコン、ストリートとリレーして逃げ切った。

 6-4でアスレチックスが初戦を取る。最近の活躍ぶりを見るとスイカなどと呼ぶのは失礼に思えてきたウィタシックがA'sで初勝利(1勝目)、ストリートが8セーブ目を挙げた。

 チャベスの肩の具合が芳しくなかったことから、ジンターとスクートロ(9回のみ)がサードを守り、セカンドにはエリスが入るという、なかなか見かけない布陣でしたがたいしたミスはありませんでした。イマイチだったのは、ヤンキースあたりが手頃な先発がこなせるピッチャーとして狙っていると噂されているケネディーの気合いでしょうか?