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July 14, 2005

302日目の反応

昨日労使双方の代表が合意に達して、1シーズン丸々流れた末にホッケーの労使交渉は終わりました。今年の冬はホッケー観られそうです。

 一日経って、新聞紙面にはコラムだの今までのまとめだのが載っていましたが、その中で目に留まったのは、シャークスの地元、サンノゼ・マーキュリーニュースのスポーツコラムニストが書いたこの2つのコラム↓。
(注:記事を読むために簡単な無料購読登録が必要かもです)

特にカワカミさんの文章は、彼の本音が出ててかなり痛快です。
(ただコラム後半、シャークスで一番知名度の高い人はテレビ解説者のDrew Remendaさんだって言い切ってるのは冗談でもどうよ、と思いますが。)

 参考までに、ここ書いてる人間は船を漕ぎながら "Family Guy" 観ていても、そんなことはいいからさっさとシーズン始まれ、という感情が大部分をしめています。

 実は今日昼間この記事見つける以外に、NHL関連でもう一つ読みたい記事(というか論文)があったんですが、それが "Atlantic Economic Journal" という、検索した結果そこらの市営図書館には置いてない雑誌だったので、出かけたついでにスタンフォード大学の図書館へ探しに出かけました。

 探していた論文が載ってる、雑誌の最新号が図書館に届いてなかったんですが、その1つ前のものに一つNHLに関する短い論文があったので、読むついでにコピー取ってきました。それがこちら↓。

  • "The NHL's Overtime-Loss Rule: Empirically Analyzing the Unintended Effects" (Longley and Sankaran, 2005)


NHLが1999年に採用した、延長で負けた場合(OTL)にも勝ち点が1与えられるというルールが、チームの戦法・戦略にどのような影響を与えたかが、簡単な統計学に基づいた観点から考察されています。

 この1ページとちょっとの本文を簡単にまとめると、OTLの適用することによってオーバータイム中の攻撃が盛んになることを企んでいたリーグ側の思惑は外れ、全体的に守備重視の戦略を取っていたことが統計で証明できるんじゃないか、ということらしいです。

 もし本文を読んでみたいという方がいらっしゃいましたら、スタンフォードの図書館へ足を運ぶか、もしくはご一報を。読み終わったコピーでよろしければ差し上げますので。