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July 22, 2005

A's@TEX第二戦

初回レンジャーズ打線は、A'sの先発ハレンの制球がよくなかったところを突き、1番ディルーチが四球、2番ヤングが二塁エリスのエラーでそれぞれ出塁すると、テシェーラが犠牲フライを放ち、早々と先制点を与えた。ブラロックが四球で塁に出た後、ソリアーノが2点タイムリー2ベースを打った。

 2回表、A's打線が早速反撃開始。この回先頭のハッテバーグが四球で出塁し、ケルティーとジョンソンが三振に倒れるも、スイッシャーがライトスタンドへ13号2ランホームランを放ち1点差とすると、3回にも先頭のケンドールが死球を食らった後、クロスビーのライト前ヒットの間に3塁へ進むと、チャベスの浅いフライが内野安打になり、ケンドールが生還。同点となったところでハッテバーグがヒットでつなぎ満塁とすると、ケルティーが放ったセンターへのヒットは2点タイムリーに。

 一気に逆転したA'sは5回表、先頭のクロスビーがヒットで塁に出ると、レンジャーズ先発クリス・ヤングは降板、登板したラミレスと対戦する最初の打者となったチャベスは外野フライに打ち取られたが、ハッテバーグはヒットを放ち1,2塁とすると、ケルティーが倒れた後ジョンソンがライト前へタイムリーヒット。なおも2アウト1,3塁でスイッシャーは右中間を破る当たりを放つ。3塁ランナーのハッテバーグの後ろから、ワシントン3塁ベースコーチの腕がぐるぐる回っていたのを確認したジョンソンが全力疾走でホームに向かう。だが内野で中継に入ったソリアーノの送球が乱れ、ジョンソンはセーフに。8-3と試合を決めたかと思えた。

 初回の3失点から立ち直ったハレンは6回裏、先頭バッターのディルーチから連打とテシェーラの2ランホームランで3点失い降板。1アウトからカレロが登板し、最初の打者ソリアーノをセカンドフライに打ち取るも、メンチとヒダルゴにヒットを浴びると、マシューズを歩かせ、2アウト満塁になるも、バラハをライトフライに打ち取り、リードを守る。

 8回表テキサスの4番手グレボスキーから、エリスとカツセイのタイムリーヒット、ケンドールのタイムリー3ベースヒットで1点ずつ計3点加えたA'sは、その裏リンコンを続投させる。先頭のブラロックに四球を与えるも、ソリアーノとメンチがそれぞれ内野ゴロに打ち取られ、両方とも2塁フォースアウトで結果2アウト、メンチが1塁に残った。次のヒダルゴに2ランホームランを打たれると、登板間隔の関係でストリートを使えないA'sはデュークシャーを投入。

 8回最後の打者だったマシューズをサードフライに打ち取ったデュークシャーは、9回裏先頭のバラハにヒットを打たれると、ディルーチを歩かせノーアウトで得点圏にランナーを抱える。ここで次のヤングがカウント2-2から左中間にタイムリー2ベースを放つと、テシェーラ三振のあと、ブラロックのファーストゴロの間に3塁からディルーチが得点、11-10と1点差に迫られ、なおも2アウトながらランナー3塁と、一打も許してはいけない状況に。

 デュークシャーは、ソリアーノに対し2ストライク1ボールと追い込んだ。ここでケンドールがマウンドへ向かい、デュークシャーに対し、ソリアーノが空振りした時に投げた、ワンバウンドのカーブを再度投げるよう要求。

 4球目、デュークシャーはそれに従いワンバウンドのカーブを投げるが、落差が大きかったためケンドールはブロックしたが、ボールは大きく一塁線沿いに転がる。これを見逃さなかった3塁走者ヤングが本塁へ突進。一方ケンドールは地面を這いながらボールを取り、急いでホームベースへ戻った。デュークシャーがベースカバーで駆け抜けたあと、両者同時に本塁到達。タイミングは微妙だったか、ケンドールが右腕でベースをブロックしたため、ヤングは本塁タッチアウトになり、3アウトで試合終了。

 終盤に追い上げられたものの12-11でアスレチックスが逃げ切った。ハレンが8勝目、2失点と振るわなかったがデュークシャーが5セーブ目を挙げた。