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July 3, 2005

"シソックス"@OAK三連戦3試合目

牛親方さんがお使いのホワイトソックスの略称が3.8ナイス。日本のどこかにこんな名前のクラブチームがありそうですけど。

 序盤はジート、バーリーの両先発ともにランナーを許すものの後続を断つピッチングを続けた。4回表1アウトから、ジートはトーマスにソロホームランを浴びてしまう。その後を凡退させるものの、5回表、この回先頭だったこの辺出身のダイにカウント3-2からレフトスタンドへ運ばれ、2点目を失った。一方A'sはその裏、2アウトからケンドールが四球を選んだ後、カツセイがライト線へ運び1,3塁のチャンスを作ったものの、クロスビーが三振に倒れ得点できず。

 だが6回裏、先頭のチャベスが三遊間へ鋭い当たりを飛ばし、オズーナが横へ飛び、ボールを取って一塁に投げたものの、チャベスも一塁へヘッドスライディング。チャベスの方が一寸早くベースに達し、内野安打に。続くケルティ−もセカンドへの内野安打で1,2塁としたところで、久しぶりにスタメンのバーンズ登場。初球を打ち、ピッチャーゴロ併殺と思われたものの、バーリーは二塁へ悪送球。逸れたボールがセンターを点々と転がっている間にチャベスが本塁を踏み、ほかのランナーも進塁。なおもノーアウト2,3塁でスイッシャーは内野ゴロに倒れた後、DHジンターもピッチャー返し。しかし今回は勢いが強すぎてバーリーが捕球できず、内野安打に。この間にケルティーが生還、同点に追いついた。
 エリスが打ち取られた後、2死1,3塁から、ケンドールとカツセイが連続してライトへ打ち返し2点追加、A'sは逆転に成功。
 見方が4点以上とるとほとんど負けないジートは、この後7回表を三者凡退で投げ終わると、その裏先頭のチャベスがヒットで塁に出、ケルティー三振の後バーンズもレフト前ヒットで出塁。ランナー2人おいて、スイッシャーがタイムリーを放ちチャベスが得点。
 ここでビスカイノが登板したため、ジンターの代打ハッテバーグファーストゴロに倒れたが、次のエリスが2点タイムリーを放ち、ホワイトソックスを突き放した。
 8回表、ジートは1アウト1,3塁のピンチを作ってしまったものの、球場全体で巻き起こったジートコールに助けられたか、井口を三振に、トーマスをレフトフライに仕留め、失点を防いだ。9回はカレロが3人で抑え、7-2でA'sが勝ち、このシリーズを勝ち越した。10連勝中だったバーリーに投げ勝ったジートが2失点で5勝目を挙げる。
 
 統計上MLB史上最強チームに勝ち越したんですが、その要因はオークランドお得意のセイバーメトリクスの正反対とされる、選手の精神状態にあると思いました。チャベスのヘットスライディングを見て他の選手達に気合いが入り、6回と7回の追い上げにつながったのかと。球場の観衆もそれを見てか、8回のピンチに立ち上がり、ジートコールを送った・・・。
 ああ、今日球場に行けばよかったな。

5 Comments:

小女子 said...

Zito合唱参加してきました(笑)。

単にビール・フェスタに引かれて見に行ったのでしたが、素敵な体験でした。

>オークランドお得意のセイバーメトリクス
良くあちこちで聞かれますが、
これって選手を獲得する時の手段であって、
プレーに関しては、選手がプレーしてるってのは、A'sも他のチームと同じじゃないでしょうかね?
オーダーにデーターを使うのは、どこのチームだってやってるし。

精神的なプレッシャーが判ってるから、
守備を良くしていたり(Ron WashingtonさんやKotsayの存在)や、四球を選ぶ(投手へのプレッシャー)だったりなんじゃないかと思うのですけど。
盗塁で投手にプレッシャーをかけるチームもあるだろうし。

Mon Jul 04, 11:16:19 AM PDT  
ALF KIRKLAND said...

TVで見てて勉強進まず。

A'sよう勝ってくれました。
Zitoも勝ちだしたし、
とっとと借金返済して
エセLAチームを引き引き摺り下ろすべし!

ちなみに、
Zitoは昨日の勝利で5勝目やね。
7月4日現在5勝8敗。

Mon Jul 04, 12:51:36 PM PDT  
PESS said...

こんにちは。コメントありがとうございます。

> 小女子さん
あの輪の中に入っていたんですね。
ああ、うらやましい・・・。

> セイバーメトリクス
おっしゃるとおりです。A'sファンやっててMoneyball読んでいながらその辺があやふやでした。
ただ、モッカさんのオーダーの組み方、特に左右と対戦成績にこだわるところが時々?だったりします。

> Zitoの成績
えーと・・・あ、ホントだ。
直しておきます。ごめんなさい。
昨日閉店後のカフェの外で地べたに座って更新していたので、訳わかんなくなってました。

Mon Jul 04, 01:36:19 PM PDT  
小女子 said...

Sabermetricisに、もし興味があるようでしたら、是非Alan Schwarz(Baseball Americaなどのライター)の「The Numbers Game : Baseball's Lifelong Fascination with Statistics」って本を読むと良いかもです。
「Moneyball」のなかで、さらっと流されているSabermetricsなどの歴史がかかれます。
「Moneyball」でも書かれてたいたのに、
あまり誰も言及しないA'sの元GMで現PadresのCEOのSandy AldersonやEric Walkerの話が詳しいです。
あと、出塁率などのデーターを研究していた50年ほどまえのDodgersのGM Branch RickeyやAllen Rothなどの話も詳しいです(Moneyballにも一行くらいあったけど、笑)。

あとは、Rob Neryerのこの記事に
簡単な歴史があります。
「Sabermetricians slowly being added to the inner circle」
http://espn.go.com/mlb/columns/neyer_rob/1456664.html

Billy Beaneのスタイルは、Branch Rickeyを良く研究してるというのは、
マニアの間でよく言われてます。
50年以上まえに、「Moneyball」みたいなことを言ってたGMさんの記事↓
「Goodbye to Some Old Baseball Ideas」
http://www.baseballthinkfactory.org/btf/pages/essays/rickey/goodby_to_old_idea.htm

A'sがOBPやらの数字を使ってる最初のチームでもなんでもないことがわかります(笑)。

Tue Jul 05, 01:36:00 PM PDT  
PESS said...

> セイバーメトリクス

マネーボールでさらっとしかふれられていなかったのをセイバーメトリクス史と信じていたので、"The Numbers Game"読んでみたいです。ただ、英語が大嫌いですので、すごい量の時間を費やしますが(苦笑)。

小女子さん、紹介ありがとうございました。

Tue Jul 05, 11:23:23 PM PDT  

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