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October 10, 2004

早速カメラみてきましたが

西海岸上空に並ぶ高気圧と低気圧のため風が吹いていたのにもめげず、サンノゼまで昨日触れた中国製一眼レフを見に行ってきました。

道行く人々がだれも交通ルールを無視しながら平気でナナメ横断する、景色が灰色に見えるお世辞にも治安が良さそうには見えない通りの向こうにそのカメラ屋はありました。 カメラ屋で聞くまで、噂の中国製カメラはCMEHAPPYで扱われているSeagullによるミノルタコピーだと思いこんでいましたが、 手元にあるチラシを今よーく見たところ、しっかりとPhoenix、と書いてありました。50mm明るいレンズが付いてくるのを目当てに行ったのにそれが売切れだった時点で購買意欲はすでにありませんでしたが、 店に行くまで信じ込んでいたSeagullじゃなかったのも、お取り寄せにしなかった一つの理由です。

CMEHAPPY紹介にあるとおり、 Seagullとは上海海鴎照相机有限公司という会社のブランド名で、ここは以前(今も?)ミノルタから正式に技術供与を受けてコピーを生産していたようですが、 一方Phoenixは広西光学という国営企業で、人民解放軍向け製品から始まり、今では品質システムの国際規格ISO-9002を受けているみたいですが、 こちらは技術供与を受けておらず、本当の意味でコピー製品のようです。ロシアンカメラに手を出そうとしている奴が公認非公認云々カンヌンという声が聞こえてきそうですが、 今日も移動にバスを使うかどうかでかなり悩んだ低予算学生は、確実性もある程度重視しないと、本体の交換・払い戻しはともかく、

うまく取れなかったフィルム代と撮影・現像時間 --- Priceless

というフレーズが頭の中にふと浮かんでしまったので、マスターカードのCMでホーマー・シンプソンがバーで一杯やるのをやめて帰るとき (リンク先上から4番目のクリップ)にそっくりな出方で店を飛び出して帰ってきました。

これで低予算一眼レフは、見た目は最新なのに露出、フォーカスはともかくフィルム送りまで手動のZenit製Kマウントになることが確実になりました。 オーダーしてモノが届いたときには皆さんにご報告しますので。