Send As SMS

October 4, 2004

ついに時差ボケ状態に陥る

サマータイム終了を前に体内時計と実際の時刻のズレが2時間ほどに広がったPESSですこんばんは。

写真のクラスで必要な印画紙の高さによるショックと、買い物に行く面倒くささで、冷蔵庫の中に入っているものだけで作ったため、 ソース焼きそばとご飯、という流行に逆らうのもいい加減にしろ、とつっこまれそうなウルトラスーパーハイカーブご飯でした。 香港人のハウスメイト君が、興味深そうにつまんでいましたが、中華風焼きそば(チョーメン)と比べても薄味だ、との評価。 高炭水化物だけど低塩分でバランスがとれてるじゃないか、と言い訳しておきましたが、この超薄味をよしとする味覚の形成に多大な影響を与えたと思われる、長い間親しんできた母親(八丁味噌王国こと三河出身)の作る料理が世界的にも薄味だったとは。

【公金投入が大前提って行間に書いてあるよ】

Googleニュースでは検索をかけないと出てこないようなローカルなものですが、 長らく運営してきた名鉄が今年度限りで廃止する岐阜市電の新たな存続組織として、フランスの公共交通運営会社「コネックス」が岐阜市の路面電車継承を検討しているということです(ソース:朝日新聞中日新聞)。 海外にはこういった中域的な交通整備・運営するディベロッパーや会社があるのですが、日本の閉鎖性か、はたまた特殊な事情からか、 いままでこのような事業に進出した、という話は聞いたことがありません。コネックス単体では日本進出第一弾とのことですが、日本全体で見てもおそらく初めてのケースだと思います。

岐阜市電存続問題の経緯と、最近はライトレールなどと呼ばれる路面電車が街作りに果たす役割などは、 この記事(出典:Kawaguchi in SFP) に詳しく書いてありますが、このエントリーにあるとおり、主に福祉的観点から欧米では公共交通に公金をつぎ込むことが当たり前になっている中、 先進国おフランスからやってくるコネックスは、おそらく税金によるサポートと街作りへの参加を条件にしてくるかと思います。 街作りの一環としての存続、というのに加え運営保守の観点から、40年以上前に中古部品を使って組み立てられた 古い車両をおしゃれでヨーロピアンな新車に置き換えるところから始まると思われるため、 走ってる車両同様収支が真っ赤っ赤な岐阜市内線からまかなえる訳がない初期投資に対する莫大な補助を求めてきそうですが、 岐阜市の財政事情や計画性のなさ、それにあわせているのかこれまた長期的なプランがあるとは到底思えないようなコメントを出す「岐阜改革オンブスマン」を見ていると、 お金がでそうもないので、街作りへの口出しと金銭的補助を前提にやってくる黒船は上陸しないと思われます。かなりの高確率で。

岐阜(市)へは行く用事がまずないので、2回ほどしか行ったことありませんが、3年ほど前に行ったとき路面電車の電停にプラットホームがないことよりも、 人口40万の県庁所在地なのに街並みがシャッターだったのには驚きました。中心部で営業中のデパートは電車で20分ほどの名古屋にもあるものですし。 そんなシャッターだけの繁華街に脇目もふらず、郊外にショッピングセンターを誘致しながらも半ば道路を占領しているだけの路面電車の廃止を淡々と狙っている岐阜市は、 おそらく岐阜市の独立性を近い将来完全に捨て、名古屋の完全な衛星都市になりそうで恐いです。 同じく路面電車をもつ人口35万・名古屋まで電車で45分の地方都市・豊橋でもそんなことしてないのに。

岐阜市は路面電車を廃止してどこへ行くんでしょうか。金華山と長良川に囲まれた、寂れた都心の道路は広くなく、いまでもバスで渋滞しているのに、 電車がなくなりその分増えたバスでさらにするようになり、しまいには誰も行くことができないとんでもない場所になりそうですが。 岐阜市のように物理上中心地を広げられない街は、長期的視点でみれば「渋滞しない都市内交通機関」が必要なのは明らかなんですが、 ここは市とそれに同調してしまう市民が目を覚ますだろう、日本がアメリカ化する30年後まで待たなければならないと思うと、 未来は写真現像中の暗室ぐらい暗そうです、と訳のわからないコメントになってしまいました。

##余談: 新聞社発表の記事でコメントが出ていた「岐阜改革オンブズマン」の姿勢を確かめようと思い、 Googleなど国内の検索エンジンを片っ端からつかって検索してみたんですが、彼らの意見、もしくは直接発言したであろうソースは見つかりませんでした。 お上に対して意見述べるくらいの心意気があるなら、何故自分で発表する場を設けて仲間を増やそうとしないのか、 オンブズマン組織の姿勢に疑問たらたらです。こんな乱文乱筆の駄文しか書けないバカ留学生でも簡単にWebサイトがもててしまうこのご時世に、 だれかから取材されるのを待ってるだけの時代遅れな組織がテメーらの街の未来に関わるコメントを出しても、コメントだけでなく組織自体の方向性も信用できないんですけど。

【動きの少ないA's情報から"club feet"の意味を知った】

まだプレーオフも始まっていないので情報が少ないのも当たり前といえば当たり前ですが。

今シーズンA'sファンの中でも起用法に関して意見が別れた、今日40歳の誕生日を迎えた内野ユーティリティー、マクロモアがSFクロニコルの取材をうける。 その際、マクロモアは自身の今後について「引退する可能性は95%」と、心は決まっている様子。引退後については、野球から離れることなく将来的にはコーチ業もやりたい、とのこと。

一方、土曜日の試合でマウンドに上がったときA'sファンからブーイングを浴びた、先天性内反足の中継ぎピッチャー、メシーア(Mecir)は、 自身の身の振り方に関してすぐには決められないとしたものの、これまで何度か今季限りで引退することをコメントしていたことから、 マクロモア同様引退するとの考えが大きい。先天的に体に障害があるメシーアがこれまで手術を繰り返し、痛みに耐えながらもよくがんばっていた事を知っているハッテバーグなどは、 彼をたたえ、今後もプレーしたい、とコメントを寄せている。また土曜日にあびたブーイングに対し、モッカ監督はメシーアがある程度の成績を残している(1.85ERA)ことをあげ、一部のファンに不快感をしめした。

日曜日の最終戦の観衆が3万3千強だったことで、今シーズンのA'sホームゲームの年間観客動員は220万を超え、リーグ全体では7位だった。