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September 30, 2004

頭の中で"Lover, Come Back to Me"が終日流れる病気?

レクサスRX(日本名:トヨタ・ハリアー)のCMソングReal McCoyの"Run Away"が懐かしくて懐かしくてテレビで流れるたびに近隣への迷惑を省みず地声で熱唱してしまう悪癖をもつPESSですこんばんは。

"Lover, Come Back to Me"は、ビリー・ホリディのじゃなくて、CDには1分半しか入っていないYMOがリミックスしたバージョンの方っていう時点で、 すでに同年代の人と音楽の趣味がはずれてるのは相当前から自覚していますが。 そんなことはともかく、歌詞にあるような事は最近起こった記憶がないんですが、なぜずーっと流れているか、毎晩いいタイミングでDSL接続が落ちるのも含めて不思議で不思議で。

【ポリティカルサイエンス初心者が観たブッシュ対ケリー@フロリダ】

今学期履修しているんですが、授業始まってまだ2週目なもので。

昨日の授業でインストラクターが「初回のディベートが重要だ」と言っていました。政治のお勉強の為じゃなく、 次回大統領選ディベートはおそらくみれないだろうという変な好奇心が先立っていたことはさておき、 同じ時間帯に他の授業を取っているため、ああどうしようケリーの選挙運動用缶バッジをディバッグにつけているのに4年に一回のチャンスが、と半べそになっていたところ、 独立地上波KRON4がなんと夜10時から再放送するではありませんか。

というわけで、迷わず再放送を選びました。両陣営が結んだ32ページに及ぶ契約によって、 司会者のジム・レーラー(PBS・NewsHourのアンカー)がふった質問に答えるというディベートのスタイルから、 テレビ写りに差が出ないよう服装まで細かく決まっていたようです。実際にこのお約束は、ブッシュのケリーに対するツッコミの1回以外は守られました。

この国にいると、どれがマコトでどれがウソか、ニュースを見ててもよくわかりませんが、張りつめた雰囲気の中、テレビ写りという点だけでいうとケリーが優位だったと思います。 現職のブッシュさんは、前回選挙の時のように勝手に新語を造ったりはしなかったものの、緊張の余り言葉を忘れてしまって2,3秒黙ってしまう、ということが何度かありましたし。 ただ、相手を見ずにずーっと司会のジム・レーラーの方を向いて喋ってるのは果たしてディベートになるのか、と考えさせられたりしました。 少なくとも相手(観衆)の方を向いてしゃべろって、スピーチのクラス取らなくてもこの国では当たり前のことだと思っていましたが。

【今季最後のシアトル@A's】

-水曜日-

走行距離約20万マイルのホンダ・アコードに乗るヤンキースファンの友人と球場で見てきました。

オークランドの先発ハーデンは初回、記録だけが目当ての日本人に負けない大ブーイングに迎えられたイチローを歩かせるも、 2番ウィンを6-4-3のダブルプレーに仕留める。シアトルの先発マードリックに対し、アスレチックスは初回、カツセイとチャベスが四球で出塁するが後続が続かず無得点。 しかし3回裏、2アウトからバーンズがこの日チーム初安打となるレフトへの2ベースヒットを放った後、チャベスがセンターへ返しバーンズがホームを踏み、1点先制。

4回表、2アウトから2ベースを打ったイバニュエスがカブレラのヒットの間に還り同点にされるものの、6回裏オークランドは、 先頭のバーンズが2ベースヒットで出塁すると、チャベスのファーストゴロの間に3塁へ進む。ダイは敬遠されデュラーゾは浅いレフトフライに倒れるが、 ハッテバーグは四球を選び2アウト満塁に。次のスクートロは初球を打ち、打球はショート守備範囲へのゴロになったが、ショート・ロペスがお手玉をしてしまう。 結果はオールセーフになり、バーンズが還って勝ち越した。

ハーデンは8回表先頭だったイチローをセカンドゴロに打ち取るが、ウィンが内野安打で出塁すると、ブーンはレフトへ2ベースを放ち、2,3塁に。 ここでハーデンは降板し、リンコンが登板。リンコンはイバニュエスに対しボールが先行していたものの、三振に仕留めた。 1塁側内野1階席の大半はリンコン続投かと思っていたが、メシーアが登場。しかしリードに対する1球目をセンター前へはじき返され、ウィンが生還。 カツセイは捕った後すぐ3塁へビーム発射。だがサード・チャベスが捕れず、ボールはアスレチックスのダグアウトへ入ってしまう。 ブーンに1ベースが与えられ、4点目を献上。マードリックは球数が少なかったためか最終回までいいピッチングで、アスレチックス打線を抑え、4-2でシアトルが勝ち。 マードリックは完投勝利、ランナーを残して降板したハーデンは7敗目。2位エンジェルスがテキサスを延長で下したため、エンジェルスが首位浮上。

-木曜デーゲーム-

先発レッドマンは3回表、オリボに2ベースを打たれると、ブルームクィストはクロスビーのエラーで出塁し、 イチロースズキナンバーフィフティーワン(ここだけグリーンスタジアムのDJキムラ風)を迎える。そのイチロー、5球目をライト前へ運ぶタイムリーヒット。 シアトルが先制するが、その裏2アウトからメルフュースがファースト・ブルームクィストのエラーで出塁すると、カツセイがセンターを越える2ベースヒットを放ち、 メルフュースが還り同点に。4回にはダイがレフトへ23号ソロホームランを放ち逆転するが、1点多くもらったレッドマンの中身はいつもと同じだった。 5回表先頭のオリボに2ベースを打たれると、ブルームクィストとイチローを抑えるも、ウィンにセンター前タイムリーを打たれ追いつかれる。

6回表1アウトでランナーを2人ためたレッドマンは降板するも、ダッチェラー、リンコン、ブラッドフォードが後続を抑え、9回今日は調子が良かったドーテルが3者凡退に打ち取った。

9回裏先頭のダイがショートゴロに倒れた後、クロスビーがレフトスタンドへ22号サヨナラホームラン。結局3-2でアスレチックスが勝利。 ドーテルが6勝目をあげ、再び西地区同率首位に。

イチローが記録を更新する可能性があったということで、球場内は日本人だらけでした。あの大ブーイングや一部R指定の汚い野次にもめげず、 自作バナーを持参して黄色と緑の人たちに囲まれながらも応援し続ける人たち、レフトスタンドの応援団の布教活動に流されてしまった意志の弱い日本人からすると尊敬せずにはいられません。 普通の人間なら染まってもおかしくないのに染まらない、ということは、高いお金払ってコロシアムの1階席に座ってもイチローしか見ていない、という、 貧乏な留学生からするとお金をドブに捨てているに等しい行為ができることを朕はとてもうらやましく思います。ひょっとしたら野次が聞こえてないか聞こえてもわからないだけかもしれませんが。