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September 13, 2004

シリコンバレー体感

風邪を引いて3日目なのにちょっと熱が下がった隙を狙って外出してしまったPESSですこんばんは。

10日ほど前に買ったばかりのパソコンが、祝福のポップアップ広告の嵐と、新参者に対するファイヤーウォールの嫌がらせにより、 ホットメールが見られなくなってしまったという友人の状況を解決するために、病み上がりでEast Bayへ。 前日できるだけ長時間汗をかいて熱を下げるため2杯目の卵酒の助けを借りて布団に入ったため、起きたときにはすでに帰宅ラッシュが始まっていました。 長時間寝ながら汗をかいていたしわ寄せは、寝間着が水分で重たくなった以外のところにも出てきました。 ラッシュ時間帯はEast Bayで北上するために利用するBARTに自転車が積めません。 BARTを使わずに自転車と一緒に目的地へ到達できる唯一の交通機関でも料金がBARTの倍という、アムトラックのCapitol Corridorをサンノゼから使いました。 今日乗るまで知らなかったんですが、現在Capitol Corridorでは、電車走行中に無線インターネットに接続できたんですね。 一部列車の一番サクラメント寄りの車両で無料実験しているみたいなんですが、 実際に接続してみたところ、これがなかなか使えます。トンネルがほとんどなくて走行速度がそれほど速くないせいか、使っている間一度も接続が切断されることがなく、 それに通信速度も実用に耐えうるものでした。乗車時間が平均2時間を超え、マルティネス以遠の景色が平凡なこの路線にはもってこいのサービスではないかと思います。 A'sの3A・サクラメントリバーキャッツのシーズンは終わったけど、これからはNBAサクラメント・キングスだぜ、 というベイエリアにお住まいの方でサクラメントへ向かう際Fair Field手前の渋滞でうんざりしている方は汽車を利用するのも悪くないかもしれません。

というわけで、今日は外出先の友人宅からメモ帳とInternet Explorer使って更新してます。

【久しぶりの同地区対決・レンジャース@A's】

実は今日の試合、先日オークランド・コロシアム内で試合中に携帯電話のショートメッセージ(SMS)で回答するクイズの参加賞としてSMSで送られてきた割引券で、 普段8ドルの内野5階席がなんと1ドルになってしまうという、泣く子も黙る出血多量大サービス特典を持っていたのにもかかわらず、夜寒いコロシアムでの観戦が病み上がりの体に与える影響と、 夜自転車を置いておくのが不安になるようなコロシアム周辺の治安を考慮した結果、今日の観戦はあまりにもリスキーなことがわかったため、 友人宅でパソコン直しながらテレビで見てました。

アスレチックスの先発だったハドソンは、初回先頭打者のソリアーノに出会い頭としか言い様のないソロホームランを浴び、いきなり1点を失う。 対するレンジャースの先発はドミンゴス。彼の投げた球はとても不思議で、90マイル前半のボールがほぼ無回転で、横方向にくの字に曲がったり、 ベース手前でひざ上からワンバウンドになったりと、オークランド打線を苦しめそうなピッチングだったが、 3回裏簡単に2アウトを取ってからスクートロがたまたま回転がキレイだったストレートをライト線へはじき返し2塁に達した。 しかしここでありえないことが。次のカツセイが打席にいた時、ドミンゴスが初球のモーションに入ったときにボークを犯し、スクートロは3塁へ。 仕切りなおしてもう一回投げようとしたときにもまたボークを犯してしまい、3塁走者スクートロが生還。あっさり同点とした。また5回にはクロスビーがレフトへ20号ソロHRを放ち逆転する。

しかしレンジャースは7回、先頭のジョーダンがレフト前ヒットで出塁すると、ニックスのライト前ヒットの間に3塁へ。次のバラハはセンターへの2ベースヒットを放ち、ジョーダンとニックスが還り逆転されてしまう。 引き続きノーアウト2塁でソリアーノが打席に立っていたとき、ハドソンが投げた3球目をミラーがパスボール。その間にランナーは3塁に進むも、ハドソンは後続バッターを抑えピンチを乗り切る。

8回表からMecirが登板するが、Teixeiraに初球をライトスタンドへ運ばれ2点差とされる。ところがオークランドはその裏先頭のバーンズが四球を選ぶと、 替わったばかりのピッチャー・メーヘイはチャべスに対し四球を与える前に暴投し、ノーアウト1,3塁となる。 続くハッテバーグはレフト前へ転がし、バーンズが還って1点を返す。ミラーは犠牲バントで1アウト2,3塁とするとデュラーゾを敬遠しメーヘイは降板。 満塁でアマンザーが登場すると、2球目をスウィッシャーに当て押し出し、再び同点に。クロスビーがこの後犠牲フライを放ちこの回オークランドは逆転に成功する。

9回表ソリアーノが今日2本目のソロHRを放ち、三度同点とし延長戦へ。10回表、ダッチェラーは先頭のTeixeiraに3ベースを許すとデルーチェに四球を与える。 メンチには初球を打たせてセカンドゴロに打ち取るも、併殺にはならずデルーチェをセカンドで仕留めたのみ。続くジョーダンも打ち取ったものの、 メンチをフォースアウトにしたまではよかったが、ベースカバーに入ったクロスビーが悪送球。その間にTeixeiraが生還、さらに1点を許してしまう。

2点差としたレンジャースはオークランドを押さえるためにコーデロを投入するが、デュラーゾとスウィッシャーをフルカウントから歩かせる。 次のクロスビーは犠牲バントを3塁線に転がし、ヤングが前進して1塁へ投げたものの、送球がやや本塁側に逸れベースカバーに入ったソリアーノが捕ったものの足をベースから離してしまいオールセーフに。 アスレチックスはノーアウト満塁のチャンスを迎えると、マクロモアもフルカウントから四球を選び、デュラーゾの代走・ジャーマンが押し出しでホームを踏みノーヒットで同点に。 カツセイ、バーンズは凡退するものの、2アウト満塁で打席にはチャべス。カウント2-2から真ん中低目の直球をセンターへはじき返す。 チャべスは打った瞬間右手を上げ、スウィッシャーが還った。7-6でオークランドがサヨナラ勝ち。10回表、投球がさえなかったダッチェラーが6勝目をあげた。

観ている方としては、こういうしびれる勝ち試合大歓迎なんですが、今のアスレチックスブルペン事情を考えると、今日のは手放しで喜べない勝ち方です。 中継ぎピッチャーが手薄なことからくる登板過多のツケを払わないといけない時期がもうすぐそこに来ているような。