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June 26, 2005

ベイブリッジ・シリーズ@OAK最終戦

DL復帰後2度目の先発登板だったハーデンは、序盤から90マイル後半の直球と比較的緩めの変化球の組み合わせでジャイアンツ打線を完璧に抑える。
 対するジャイアンツの先発トムコは悪い方(デフォルト)が出ていた様で、先頭のケンドールを歩かせると、カツセイにライトへはじき返されこれが2ベースに。ケンドールが返りあっさりと1点。次のクロスビーもライト前ヒットを放ちカツセイ生還。そして2アウトランナー1塁からケルティーはセンターへ2ベース。初回に3点先制した。
 トムコは2回も先頭のスイッシャーにヒットを許すと、1アウトからケンドールに2ベースを打たれ、2塁に進んでいたスイッシャーが得点、打ったケンドールはカツセイのファーストゴロの間に3塁に進んだ。クロスビーは高々と内野フライを打ち上げたが、この日ショートに入っていたデイヴィー・クルーズが、サングラスをかけていなかったためか日光が目に入りボールを見失ってしまう。地面に落ちた球はデューラムが拾ったものの、この間にケンドールがホームを踏む。
 完全A'sペースになっても勢いが止まらず、3回にも3点を加えトムコを引きずり下ろす。A's打線はこの後も打ち続け、4,5回には94年のルーベン・シエラ(現NYY)以来の、スイッシャーによる一試合両打席ホームランなどで10点を加えた。
 一方ジャイアンツは、ハーデンに5回表クルーズのセンター前ヒット1本に抑えられた。ハーデンは7回を投げきって降板したが、後を継いだフローレス、カレロに無安打に抑えられ、反撃のチャンスすら与えられなかった。
 結局16-0でA'sが大勝し、ジャイアンツをスイープ。これはA's歴代最多得点差勝利タイで、ジャイアンツの歴代最大得点差敗北タイ。7回わずか1被安打だったハーデンが4勝目をあげた。なおこの試合で、A'sスタメンバッターのうちハッテバーグ以外全員が2本以上ヒットを放った。


 D.C.でスイープされその帰りのバスの中でチャベスが喝を入れて以来、すごい勢いで勝ち続けていますが、月曜に移動日を挟んでもこの勢いが止まらないことを、オークランドファンなのにジャイアンツ視点のように読めてしまうリキャップを書いてしまった日本人は切に願っています。