Friday, July 08, 2005

【etc.】すこぶる高度なジオラマ写真: Lori Nix

Chromeworks でスライド現像の仕上がりを待っている際、Bryant St. の反対側にある暗室用品メインの写真用品店で、期限切れ間近フィルムを見ていたら、あたかもPhotoshopで加工したかのような街並みの写真を使ったポストカードがありました。

 その写真はきれいだったんですが、なんともいえない不気味な色合いだったので、それに惹かれたかのように、その作者のミニ写真展に行ってきました。

 その写真家は Lori Nix という人で、きれいだけどどこかあり得ない風景のジオラマをつくり、それをリンホフで撮っているみたいです。実際にプリントを見てみると、確かにジオラマなんですが、大判で撮影しているせいもあって、とてもキメが細かく、ジオラマの中でちょっと遊んでいてもそれを笑うことができないくらいの感動がありました。

 Webサイトでも作品が見られるようですが、ベイエリアにお住まいの方はぜひ実物をご覧になって。あと少しの間、サンフランシスコの3rd St.の I-80高架下にあるレンタルラボ、Raykoに展示されているはずですので。

 あのキメの細かさ、遊び心、そしてLoriが写真に含ませた深そうな意味・・・ちょっと病み付きになります。


<チラシの裏>
Lori Nixの写真を見た後、いつもお世話になっているCMEHAPPYのgOさんが、本城直季のことに少し触れられていたので、検索し彼の作品を見たところ、「絶対ミニチュアだよこれ」と思ってしまったのは公然の秘密。
 本城直季の作品は、きっとリアルな風景です。だって名駅周辺のジオラマをここまで作り込めたら、神様以外の何者でもないと思う。
< /チラシの裏>

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