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08/22/2004 2週間ぶりのIced Thai Coffee

放浪生活を続けていたため、約2週間ほど出かけていなかった、シリコンバレーのフードコートことマウンテンビューのダウンタウンにある、行きつけのカフェに行ってきました。 以前は毎週末の生演奏目当てに通ってて、自分がオーダーする前にレジの兄ちゃん(エリック・チャベス似)がレジをたたいて作り始めているという入り浸り具合だったのですが、週末生演奏の存在自体も忘れていましたよ。

今日の演奏はChris Cottonというギターとバイオリンのデュオ。ギター兼ボーカルの声質が生なのにあたかもエフェクターをかけたような声で、忌野清志郎もびっくりな声でした。 声、というよりどちらかというとバイオリンに近いというか、ボリュームが大きいのにすごくこもっているような不思議なボーカルでした。

【A's@タンパベイ三連戦最終戦】

今日もトロピカルフィールドはガラガラでした。観衆17,000人少々で行われたこの試合、オークランドの先発レッドマンは初回、1アウトからホセ・クルーズJr.の犠牲フライで1点を失う。 4回表、今日もバックネット裏から野次られていたデュラーゾのセンターへのソロホームランで同点にする。

デビルレイズは6回、クルーズJr.がソロホームランを放ち、オークランドを再び突き放し、最後の打者・デュラーゾはプレート裏からの野次に流され、タンパベイが2-1で逃げ切った。デビルレイズ先発ブラゼルトンが6勝目をあげる。 レッドマンはのらりくらりとしたピッチングが裏目に出たか、今季10敗目。この試合、アスレチックスにしては珍しく、カツセイとバーンズがそれぞれ盗塁を一つずつ決めた。

観客が入っていないドーム球場だったせいか、声が全て通ってたのが印象に残りました。7回にデュラーゾが背中に死球を食らった後、モッカ監督が球審へ抗議しているところもしっかりと聞こえてしまいました。 でも声が一番通っていたのはバックネット裏にいたバドワイザーの看板たたいて喜んでたデビルレイズファンおやじの野次でしょうか。

【モッカ監督の眼鏡に映っているもの】

アスレチックスのケン・モッカ監督は、早くも今シーズン最終節の対アナハイム戦に向けて先発ローテーションの調整に乗り出したことを明らかにした。 監督の案では、ハーデン、マルダー、ハドソンが先発し、ハドソンがシーズン最終戦に登板する予定。 これは地区首位争いのゲーム差がこのまま詰まったが続くことが予想されているためのもので、9月8日の移動日を有効に使って行う、とのこと。 またこのローテ調整で先発ピッチャーの当番間隔が短くなることはない模様。

移転問題に揺れているサッカーのアースクエイクスは土曜、ボロボロの借り物本拠地・スパルタンスタジアムでダラス・バーンを3-0で下す。 その試合に先だって、木曜、フロントから移転問題について選手達に伝えられた。金曜日にサンノゼダウンタウンで行われた移転反対デモに多くの選手が参加したとこのことですが、 ニュースになったんでしょうか。地上波で唯一サンノゼから放送しているNBC11も触れていませんでしたし。 SJマーキュリーニュースの投書欄に、Googleに買ってもらえばいい、という意見が載っていましたが、Googleは儲けているように見えて実はトントンのところでやっていると言われていますし、 もうちょっとニュースで大きな扱いにならないと動かない気が。最下位争いしてても、とりあえず観衆10,000ってのもまずいような。

【明日の予告】

約3週間ぶりに球場へ、テハダを観に。更新しますが、時間は遅くなりますのでご了承を。



08/23/2004 BARTヘビー・ライダー

昨日の予告どおり、バスを乗継ぐ時にバイパスを斜め横断してひかれそうになって、運転手から罵声(中指付)を浴びながらもオークランドへ辿り着くことができ、球場で野球観てきました。

昨日の夜初めて話し込んだ新しいハウスメイトの野球を知ってる香港人君を連れて行く予定でしたが、試合が終わって電車とバスで帰ると、電車が最寄駅につくのが午前1時半で、そこから1マイルも歩けるかよ俺はまだ時差ぼけ真っ只中なんだよぅ、とツッコミが入り結局断念。俺も野球バカだけどここ2,3年は球場行ってないねえなんて前々から話してた友達の彼氏と2人で行くことに。

East Bayからバークレーのお山を車で超えてやってくる彼は、帰宅ラッシュをものともせず30分早着する中、車を持たない貧乏学生は、サンフランシスコのチャイナタウンで球場食調達するのに、何を血迷ったか先に海を渡ってしまい、1時間でオークランドとサンフランシスコを往復する羽目に。

夜中にライトなしで自転車漕ぐのと、一日4回目のBART乗車はさすがに懲りたので、結局East Bayに来てしまいました、ということで、今日も外から更新しますごめんなさい。

【球場で観たオリオールズ@A's四連戦初戦】

テハダが移籍後初めてオークランドに帰ってきた試合であろうが、2番ハッテバーグというキテレツな打順であろうが24,000人しか入らず、今日も空席が目立つ中、先制したのはオークランド。初回、ライトに落ちるラッキーなポテンヒットで出塁したハッテバーグに、チャべスが続くと、デュラーゾがレフト前ヒットを放ち先制。今日は調子良かった先発・ハドソンを援護したかに見えたその裏、元チームメイトのテハダの打球は三塁へ。ショートバウンドで難しい打球をチャべスが処理したかに見えたが、後逸。それをきっかけにボルチモアの打線がつながり、2点を返し逆転。

6回表には、ニューハンのピッチャー返しをハドソンが処理を誤り出塁。次のモラのセンターへのツーベースの間に、一塁にいたニューハンは目にも留まらぬ速さでダイヤモンドを駆け抜け、1点追加。オリオールズがこのまま逃げ切るだろうと誰もが思ったその裏、1アウトからバーンズ、ハッテバーグの連続ヒットで、打たれながらも初回の1点だけに抑えてきた先発ロペスを降板させた。チャべスが続き満塁にしたが、最近絶好調でAL打率5傑に入っているデュラーゾは2-3からスライダーを空振り三振するも、今日復帰したダイのセンター前ヒットでバーンズとハッテバーグが、続くメルヒュースのライト前ヒットでチャべスが帰り、逆転に成功。

結局、その後リンコン、ドーテルと継投したオークランドが4-3で初戦を制す。ハドソンが9勝目を、最終回を抑えたドーテルが26セーブ目をあげた。

最初はテハダ里帰り初戦狙いで行ったんですが、それが当たりました。ヤンキースに買われていった、ジェイソン・”ユー・ソールド・アウト”ジアンビーのように、全員がブーイング+αだったのに対し、テハダ兄貴は、試合前フィールドに現れた時、初めて打席に立った時と2回もスタンディング・オーべーションに迎えられました。兄貴も観衆に対してちゃんと答えていましたし。最近にしてはめずらしく場内が一体になってて、何故か涙が出てきそうになりましたよ、ええ。そんなちょっと感動的な再会でした。テハダがスライディングした跡がいつまでも残っていた、去年夏の対レッドソックス戦のことも忘れていました

オークランド名物、レフトスタンドの日本風応援団はさらに日本風に。2ストライク後の投球時、手拍子と「ヘイヘイヘイヘイ・・・オーッ、ヘイ!」なんていう掛け声であおるようになっていました。でもあくまで日本「風」。その掛け声のうちいくつかの声色はオペラ歌手並でした。



08/24/2004 2004年デジカメの旅

写真もあるサイト、と謳いながら実はカメラが2台しか持っていません。 しかも2台とも時代錯誤なアナログで、片方のカメラは完全マニュアル・フォーカスで露出計なしでピントも目測の旧ソ連製カメラ・SMENA8Mだったりします。

白黒フィルムの現像価格の高さに耐えられない貧乏学生は、暗室へ行って自分で現像するんですが、ベイエリアでは暗室がなくてもフィルムが現像できる 「ダークレス」という便利なキットCMEHAPPY) 売ってるところ見たことないですし、貸し暗室も電車とバスを乗り継いで2時間、というとんでもない環境にいるので、フィルムがたまる一方で申し訳ありませんまったく。

だって現像できないんだもん、なんて言ってコンテンツ作るの先延ばしにするよりもデジカメ買った方が早そうなので、探し始めました。 100万画素以上の動作や反応が早くてSDに保存する市場価格150ドル以下のデジカメご存じの方からご一報がない限り、限りなくおもちゃに近そうな こんなの(英語版はこちら)になりそうなんですけど。 画素数が順調に上がり、写真で飯食ってる人もデジカメ使ってるこの時代でも、未だにデジカメはただの記録用だ、200万画素以上はメモリの無駄遣いだけしからんたかがデジカメがなんてナベツネみたいに考えるのは時代遅れなんでしょうか。

【オリオールズ@A's】

オークランドは初回、1アウト1,3塁でデュラーゾがライトへタイムリーを放ち、3塁にいたカツセイは楽々生還。 加えて外野から返球時に内野の連携がうまくいかず、サードがカットしてうまく進塁阻止したように見えたが、モラが取ることができず、ボールは三塁側ダグアウトへ。 このエラーですでに2塁に進んでいたチャベスも生還し、2点を先制。続くダイはレフトポール横に2ランホームラン。

4点をもらったオークランドの先発マルダーは、6回を投げ4安打を浴びながらも、モラの2ベースなど2失点に抑える。その後、DL入りしていたローズ、ブラッドフォードなど4人で継投し1安打無失点に抑えたオークランドが6-4で勝った。マルダーが17勝目をあげ、ESPNアンカーに今年のサイ・ヤング賞はいけるね、と言わしめる。

アナハイムもテキサスも両方勝ったため、AL西地区は首位オークランドから0.5ゲーム差でアナハイム、テキサスまでは1ゲーム差に。

【細々としたアスレチックス情報とかアースクエイクス動向など】

シーズン前に右肩を負傷し、今シーズンは回復に専念しているマーク・エリス二塁手が月曜から守備練習を開始した。 練習メニューを管理しているワシントン3塁コーチは、彼の返球はほぼ完璧だがそれを体で投げていたと振り返り、とりあえず腕だけで返球できることを目標にする、と明かした。 回復具合によってはウィンターリーグで調整を続ける可能性がある、とのこと。

Modest Beeは、アスレチックスは現在モデストに置いている傘下1Aチームとの提携を解消する可能性があると報じた。 老朽化した施設が原因ではないか、との憶測の中、モデストA'sのゴラーシGMはインタビューで、アスレチックスはよその話に興味があると話した。

移転問題の渦中にあるアースクエイクスは、USオープンカップ準決勝でカンザスシティ・ウィザーズと対戦し1-0で負けた。 試合に先立って、アースクエイクスのスター、ランドン・ドノーバンは、現在のメンバーを維持したままチームがテキサスへ移転する場合は、 テキサスでもプレーするつもりだと明かした。カリフォルニア出身の彼は、チームが瓦解してしまう場合に関しては州内のLAギャラクシーへのトレードを望む、と加えた。 なお以前から噂されているヨーロッパへの進出は、現状では注目が集まらないため考えていない、と話した。

・・・ということで、新聞2紙から拾えた情報でした。バスの中で新聞を分けてくれたメキシコ系のおじさんに感謝。

【明後日なんてそんな遠いことわからないサ】

沖縄方言風に変なセリフ吐くな、なんていう一人ツッコミはさておき、 木曜日のデーゲーム、昔野球漫画「H2O」にはまっていた新しいハウスメイト君とともにオークランドで観るかも、ということになりました。 デーゲームなら試合終わった後にサンフランシスコへ繰り出しても午前1時半に自転車こがなくてもいいですし。



08/25/2004 理論派のための自転車講座

最近見つけたんですが、香港人留学生って自転車乗ったことない人の方が多いみたいです。 数日前にやってきた新しいハウスメイト君は、乗ったことあるとは言っていましたが、自由自在に乗れる自信はなかったようで、 昼食後、お手並み拝見させて頂きました。

正直言って見てるだけのこっちもドキドキでした。真っ直ぐ走るだけでハンドルが左右へ小刻みに動いていたり、 左は曲がれるけど右はダメだったり。どうダメなのか説明したくても、小さいときに感覚で覚えた自転車の乗り方を説明するのは バカみたいに難しいことを今頃理解しました。結局、以前授業で取った物理理論とか使いながら、 バランスが保てないのはスピードが遅いからだもっと走れ、とか、ハンドルを使わないで体全体でしなやかに曲がってみよう、 とか長嶋さんなのか理論派なのかよくわからないアドバイスをしながら、30分ほどで初回練習は終わりました。

交通法規が日本と異なり、ほとんどの場合自転車は歩道を走れず、車道を走るにしても車の流れが速いだけでなく、 ウィンカーを出さずにあり得ないスピードと曲線半径で曲がるベイエリアで自転車を操るには、しばらく時間がかかるな、と感じました。 自動車教習所もびっくりな頻度で顔を動かして後方確認できないと走れないこととかもあわせて、まだ彼には伝えてませんが。

【内野5階席2ドルデーのオリオールズ@アスレチックス三戦目】

観衆35,000人のうちおそらく半分は5階席にいただろうこの試合、オークランドの先発ハーデンは、CM(Web上では未公開)で見せたような90マイル台後半の直球でオリオールズ打線に付け入る隙を与えないピッチング。 ボルティモアの先発、過去9チームに所属した経歴をもち、MLBオフィシャルサイトの個人写真も帽子無しで写っているというチェンも4四球ながらも冴えていた。

7回裏、オークランドはヒット2本と四球で満塁にし、カツセイに打順がまわる。カウント1-3からの5球目、カツセイが放った打球はスタンドに届くかのように見えたが、オリオールズのライト、ギボンズがランニングキャッチ。 ギボンズは今日2つのファインプレーでESPN・Baseball Tonightの好守に贈られるWeb Gemにノミネートされる。

両先発の好投で両チーム無得点のまま延長突入か、と思われた9回裏、2三振で2アウトからミラーのセンター前ヒット、クロスビーの四球で1,2塁となり、 こういう時に何とかしてくれる印象が強いスクートロに打順が回る。たぶん歩かされるな、と思ってテレビから目を離した後の4球目、 チェンの後を継いだライアンのど真ん中に入った速球はレフトポール横のスタンドへ。オークランドが3-0で勝った。9回を抑えたドーテルが3勝目。

テキサスが負け、アナハイムはロイヤルズ相手に21点で大勝したため、2位エンジェルスのゲーム差は0.5で変わらず。

【やっぱ多目的球場はみんなに不評ですって】

月曜の試合で連続無失策が47試合でとぎれた、チャベスのエラーの原因のひとつが週末行われたNFLレイダース戦だとSFクロニコルが報じる。 また、フットボールのシーズンが終わった後、3,4ヶ月間は土がでこぼこになっていてバウンドが不規則になる、というクロスビーの談話を紹介し、150キロを超える巨体が転がりまわった後のグラウンドは整備をしても限界がある、と指摘。 加えて、外野仮設スタンドの跡が芝に残ってしまい、ボールの転がりが早くなって思うように守備できないこともある、とダイのコメントも紹介した。

リーグ全体で2つしかない(もう一つはフロリダ・プロプレーヤースタジアム)天然芝多目的球場ですが、観客の立場からすると、フットボールの試合後消しても残ってるラインが気になってしまいます。一緒に観てるのがNFLファンだったりすると、 試合中にフットボールだとこの辺がいいだの、ダグアウト裏だとタッチダウン後に一番盛り上がれるからやっぱりそこがいい、というような話になり、試合に集中できなくなるときがありますので、やっぱり専用球場がいいなというのが正直な感想です。 いつも5階席のお世話になってるので、客席からの眺めとかはあえて追求しませんが。



08/26/2004 ダメダメ騎馬民族

「料理の鉄人」(アメリカでは現在でも放送中)のオープニングで、鹿賀丈史はピーマンらしきものを口に含んだあと、その青さと苦さのために咽せているに違いないと未だに信じてるPESSですこんばんは。

今日もバス代をケチるために愛車「快楽ベスパ号II」(自転車)であり得ないルートで移動します。 今日はExpresswayと呼ばれる準高速道路の路肩を50マイルで迫りくる車に細心の注意を払うため、ほぼ5秒ごとに後方目視しながら走ってスタンフォードの近くにあるCalifornia Avenueまで、 白黒フィルムと写真を焼くための印画紙、昨日切れてしまった一眼レフの電池を買いに行きました。 買い物を終えさあコーヒーでも、と思ったのが大間違い。カフェは5マイル先のマウンテンビューにあることが頭によぎり、迷わず電車に自転車積んでるダメダメな自分がいました。

帰宅後、ランス・アームストロング基金の黄色いアームバンドが切れたのはそのせいか、と考えてみたり。

【球場へ行けなかったオリオールズ@A'sデーゲーム】

そろそろ新しい朝が来た希望の朝だ、と起きたときに青空仰いだら予想に反して太陽の位置がえらく高く、 いきなり絶望の底に落とされたため、結局行かなかった今シーズン最後の対戦はジートとカブレラの先発で始まる。2回裏、デュラーゾの3ランでオークランドが先制するもジートが守りきれず、 3回表、この回先頭だったギボンズにセンターオーバーの2ベースを許すと、1アウトは取れたもののロバーツとニューハンを連続で歩かせ満塁。次のモラに2点ツーベースを打たれる。 次のテハダのサードゴロの間にもう1点、そしてロペスへフォアボールを与えたときのワイルドピッチでさらに1点が入り、あっという間に逆転される。

普段のデーゲームならこのままずるずると打たれ続けてしまうところ、その裏、マクロモアとチャベスのヒットで2、3塁とすると、ハッテバーグの内野ゴロの間に1点返し勝ち越し、バーンズのセンター前ヒットでもう1点返し逆転。 さすがに懲りたのか、この後ジートは5回1アウトで降板するまでオリオールズ打線を無失点に抑える。 オークランドの攻撃陣はその後もチャベスの25号ホームランなどで得点を重ね、結果9-4でアスレチックスが勝利。序盤のリードが守りきれなかったジートが不本意ながら10勝目。

AL西地区2位のアナハイムは試合がなかったため、首位アスレチックスとのゲーム差は1ゲームに広がった。

ジート、まだコントロールに難があるようです。今日の結果を見る限り、最終節の先発はずされて当たり前かもしれません。 もうギター弾いてる場合じゃないですよ。アナハイムが猛烈な勢いで勝ち続けてますが、マルダーも最近自身のフォームに違和感を抱えているなど、先発ピッチャーに少々問題を抱えるオークランドは果たして逃げ切れるんでしょうか。 Go A'sっていうことで。

それにしてもデュラーゾ当たりまくってますね。タンパで浴びた野次がまだ効いてるんでしょうかね。

【もう一人のマルコさん動向】

サンノゼ・シャークスのオフィシャルサイトは、先週日曜に行われたアイスホッケー・ワールドカップドイツ対ロシア戦で、シャークス所属の選手の活躍を取り上げてました。 GocとEhrhoffがゴールを決めたことも何よりも、昨シーズン途中に負傷したマルコ・スタームがプレーしたことを大きく扱っています。彼が離脱してから第4ラインの意外な(?)得点力が注目されましたが、 その第4ライン、プレーオフでは壁にへばりついてばかりでさっぱりだったことを考えると、彼の存在がとても大きかった、ということになりやしないですか。そうなることわかっててマルコつぶしたコロラドめ・・・。



08/27/2004 強制改行むかつくんだけど。

今日もネタ収集のため、25セントの新聞目当てにカフェへ行き、 2ドル今日のコーヒーを飲んでいるという贅沢極まりない生活をしていることはさておき、 カフェでタイプした文章をYahooメールで送ったところ、Webメールフォーム通り全角30文字で改行されて送られてきました。 試合終了後すぐこれを書き始めたんですが、その強制改行のためにESPNスポーツセンターを1本みるのあきらめて書き終えようとしています。罠か?

【秋闘労使交渉】

アイスホッケーリーグNHLとその選手会は、昨日サラリーキャップの年俸総額減少を含めた新しい労使協定の締結に向けて交渉を行ったが、 歩み寄りは見られず、現在の協定が満了する9月15日以前の合意は難しい様子。選手側は新労使協定への合意なしでプレーはできないとしており、 交渉がこじれた場合、94-95シーズン以来のストライキ突入となる。

チームが倒産するような財政状況でごねる選手もどうよ、というのはさておいて、双方とも代理人を通してですが直接交渉に応じている姿勢はどっかのプロ野球も見習うべきなのでは、 と単純比較できないのはわかっていながら感じました。

【デビルレイズ@オークランド三連戦初戦】

アスレチックスの先発はレッドマン。初回を3人で抑え今日こそは、と願った私がバカでした。 1回裏、チャベスが外野中段(2階席相当)へソロホームランを叩き込み先制するも、2回表ルーゴを歩かせた後ブルムの3ランHRなどでデビルレイズは5点返し逆転。 その裏スクートロのセンター前タイムリー、カツセイのライト前ヒットにホセ・クルーズJr.のエラーが絡んで2点を返す。

しかしレッドマンは耐えられず、3回表先頭打者のキャントゥのセンターライナーにカツセイが飛びつくもあとわずかでとれず2ベースに。 そして次のルーゴはセンターへ返し、ここでレッドマンは今季最短の2投球回で降板し、ダッチェラーにスイッチ。 ダッチェラーがタンパベイ打線相手に5回を投げ無失点に抑える中、5回裏カツセイ、バーンズが連続で塁に出た後、 1アウト2、3塁からダイのショートゴロの間に1点返す。続くハッテバーグはライト前ヒットを放ち、さらに1点追加。 次のデュラーゾは、初球が真ん中に入ったのを見逃さず他の球場ならバックスクリーンにあたるセンタースイートボックス下へHR、結局この回4点をあげ逆転に成功。 6回裏にはスクートロがセイの9球目をレフトスタンドへ運び8-6とする。

8回表から登板した元抑えの故障上がり・ローズは、ダイが凡フライを落球する不幸に見舞われ、次のハフをストレートの四球で歩かせてしまう。 マルチネスをファーストゴロに打ち取ったもののその間に1点入り、ドーテルに交代、9回もきっちり抑え8-7でアスレチックスが勝った。 中盤を投げたダッチェラーが5勝目、ドーテルが29セーブ目をあげた。

DL復帰間もないローズの防御率が4点台なことよりも、レッドマンの球が異様に浮いてたことの方が印象に残っています。ここ、っていうところで高めに入ってしまったり、ワンバウンドになってしまっていたりと、制球が乱れています。この前までは打たれた後ある程度踏ん張れていたんですが。

【腹が減っては戦はできぬ】

昨日オリオールズ戦に先発し、5と1/3回を投げ4失点と不本意ながら今季10勝目を挙げたジートは、マーキュリーニュースの取材に対し、昨日の乱調ぶりは乱れた食生活にあると答えた。

本人曰く、「俺はキチガイのようだった。滅茶苦茶だった。いつもの時間にちゃんと食べないと集中できないんだ。」と、 普段デーゲームに登板するときには朝9時に食べるはずの朝食がとれなかったことを悔やんでいた。記事によると、前日夜ほかの選手より早くあがったのに夕食をとらず、 さらに登板当日の昨日は球場に遅れてきたそうで、試合が終わるまでにとった食事は水曜午後4時(試合前)に飲んだプロテイン・シェイクと、 当日試合開始前に食べたベーグルだけだったため打ち込まれて集中力が切れたと同時に全身から力が抜けてしまったとのこと。早くあがって何してたんでしょう、浮いた話も聞かないのに。 もしや相対性理論が気になる美形宇宙人は深夜にE.T.オウチヘデンワしてたとか。

ところで、SFジャイアンツの不良債権と思われたトムコが昨日マーリンズを4安打完封で抑えた、というのが未だに信じられないんですけど。

あ、昨日の試合詳報で、ジートが9勝目と書いたんですが、10勝目でした。出来が悪すぎたのでなかったことにしたとかそんなことはないのでごめんなさい。



08/28/2004 中継の裏側

ESPNで中継したカレッジフットボールの開幕戦の裏側をESPN2で同時放送する、という番組 "ESPN College Football Behind the Scenes" を何となく見ていたところ、怒号の飛び交う調整室内の風景は意外と新鮮だったため、 午前3時まで見入ってしまったため更新が遅くなってだあもすいません(いきなり某大物落語家降臨)。 普段見られないテレビ中継の裏側を同時中継で見せられると、こんな歳になっても結構ハマリます。 でもそれは「へぇ、中継中のリプレイってテレビ59台、デッキ10台とオペレーター4人でこんな風にできてるんだ」的な感動ではなく、あくまで「特殊カメラ2台を含めてカメラ20台とか使ってるESPNって一体何者なんだ?」的なものです。 日本のスポーツ中継に比べ、選手紹介や画面転換に使われるCGがやたら多いせいか、疲れ目で見ているのも手伝ってミキサーの手の動きが糸ひいてる見たいに素早い動きでした。

こういう企画中継、地上波2ch持ってるNHKあたりがやらないですかねえ、「熱闘甲子園のウラ」とかいうタイトルで。「週間こどもニュース」と差し替えなら子供達も見ると思いますけど。

【花火大会付きタンパベイ@A's第2戦】

花火目当ての観客のおかげで48,000が集まった土曜日のナイター、先制したのはアスレチックス。1回裏、スクートロにかわりセカンドスタメンに入ったマクロモアがヒットで出塁すると、チャベスが27号2ランHRを放ちまず2点、 その後ダイが2ベースで出塁した後、デュラーゾのライト前ヒットの間にダイが返り、3点目が入った。

オークランドの先発・ハドソンが安定したピッチングでデビルレイズ打線を無安打に抑える中、4回裏デュラーゾの2ベースに続き、バーンズがレフトスタンド2階席へ届く19号2ランホームラン。日曜日に抑えられたデビルレイズの先発・ブラゼルトンを攻略した。 しかし5回、マクロモアが真っ正面へのゴロをお手玉しキャントゥが出塁すると、続くサイモンにこの日チーム初安打を許す。 これでペースがくずれたか、ハドソンはヒット2本と内野ゴロでこの回4点を失い、楽勝モードが薄れた場内は少しざわめく。 ところがハドソンはこの後立ち直り、結局7回を投げこの4失点にとどめた。中継ぎ陣もデビルレイズ打線を無失点に抑え、5-4でオークランドが逃げ切った。ハドソンが10勝目、最終回を抑えたドーテルが30セーブ目。

この試合に先がけて、エンジェルスが負け連勝が9で止まったため、地区2位との差は2ゲームに広がった。

ケン・モッカ監督は試合後、3失策とちょっと冴えなかった内野陣について、「これはまずいけど、今日はたまたま勝てたのでよし」と、コメント内容と一致しない不機嫌そうな声で話していました。試合前に選手を一通り休ませる計画を披露した監督の考えが当たったのかどうか、 休みつつも多くの試合に出場し疲れている選手(チャベス・クロスビー)とそれをカバーする選手(マクロモア)の両方がエラーかましてました。その計画ではこれまでほとんど休まず出場している一塁手・ハッテバーグも含まれているようです。 彼が休みの時一塁を守るのは守備がイマイチなデュラーゾ。地区優勝争いが過熱する中、実は少々不安なんですが。デュラーゾさん、ホームラン打った後ダグアウトで鼻ほじってる場合じゃないってば。(実話・テレビに映っちゃいました)



08/29/2004 アストロズのケントは如何お過ごし?

この噂、そろそろいい加減にあきらめてくださいよ、という感じでもううんざりです。 彼を雇うために$10M出せないのはともかく、今のチームは打てないんじゃなくて先発ピッチャー2人がイマイチなだけなんですし。あ、あとバイク乗って怪我したのに洗車してたとかウソつく人とかもキライです。

【今季最後の対デビルレイズ戦@オークランド】

1回表、ケルティーのレフト前ヒットで先制し、いきなり3点リードをもらったアスレチックスの先発マルダーは、 2回表いきなり捕まってしまい、ルーゴのタイムリーなどで同点にされてしまう。 4回裏、スクートロとチャベスのレフトオーバータイムリー2ベースで3点加え突き放す。マルダーはその後サンチェスにタイムリーを打たれさらに1失点するも6回を投げきった。

9回表、このところずーっと投げている感があるドーテルが抑えにかかる。2アウトは簡単に取ったものの、ハフにライトスタンドへ運ばれ1点差に。 でも抑えてくれるだろう、と楽観していたところにホセ・クルーズJr.はハフとまったく同じところへ打ち込むソロHRでまさかの同点に。ここで先発マルダーの勝ちは消えてしまった。

しかしその裏、先頭のバーンズが歩くと、ケルティーは送りバント。1アウト2塁となると、チャベスは敬遠され、マクミランが打席に。これはゲッツーだな、と思いテレビから目を離すと、カウント2-1となっていて、これはまた歩かされるな、と思ったのが間違いでした。 4球目、ど真ん中に入った球は右中間のフェンスをこえてホームラン。3人が返り、オークランドは9-6でサヨナラ勝ち、デビルレイズをスウィープ。不本意ながらドーテルが4勝目をあげた。2位アナハイムが勝ったため、ゲーム差は2のまま。



08/30/2004 そろそろ始めますよ。

日記初めてからもう3週間たつんですか。写真以外のコンテンツをどうしたものか、考えてるんですが何かおもしろそうなのないですかねぇと思っていたところ、BBSでちょこっとだけ話題に上った、オークランドアスレチックスの本拠地、ネットワーク・アソシエーツ・コロシアムの球場ガイドを作ることに今決めました。 Googleで検索かけても出てこなかったので、完成すれば史上初日本語版オークランドコロシアムガイドになる予定です(今日現在)。そんな世界初企画に対して、なにかご要望、ご提案等ありましたら、右のメールフォームからかもしくはpess2k@msn.comまでご連絡を。

あ、書くほうのアイデアとしましては、概要と重箱の隅をつつくようなものを同居させようか、と考えているだけですので、みなさんからのフィードバックを元にデジカメを買ってきて気合い入れて取材しますので、みなさんのコメントがほぼ反映されます。新コンテンツ案だけでなく、日記に対してもフィードバックがありましたら是非コメントをお願いしますです。

【移動日のA's動向】

土曜日の試合で、フォーダイスの放ったセンターライナーにダイブした(しかしボールは捕れず)カツセイは、飛び込んだところが丁度アメフト開催時に使用する可動式外野席の接地部分で芝が寝ていたため、飛んだ衝撃で膝を痛めてしまった様子。 トレーナーによると、カツセイの怪我はレントゲンを撮るような重傷ではないとの事だが、今後しばらく欠場させて様子をみるようです。ダイの親指も引き続き痛んでいることから、SJマーキュリーニュースでは、これにあわせてモッカ監督は以前予定していたハッテバーグの休暇を火曜から始まる対ホワイトソックス三連戦中に済ませるよう調整し直したと報じた。

同じニュースに対し、トレードでアストロズで干され気味のジェフ・ケントや右打ち外野手を獲ってくるんじゃないか、ととんでもない憶測を流してしまうSFクロニコルは、「マネーボール」で話題になった2002年の一巡目指名、ニック・スウィッシャーを9月のロースター枠拡大にあわせて昇格させ、起用するのではないかと報じてます。 この話の後半部分は、スウィッシャーの3Aでの成績を見れば大いにありそうな話ですが、マーキュリーニュースのスポーツコラムニスト、カワカミ記者がスクートロ−マクロモアの二塁手コンビのプレー(守備だけですが)を推してケント獲得を否定することで、昨シーズンシャークスに対して行ったとんでもない評論を忘れさせてくれる中、いつまでもケントにこだわるクロニコルの報道は日に日に信じがたくなっていますが。 何かにとりつかれてないか?

【サンノゼ・シャークス関係短信】

シャークスの正ゴールテンダーで、現在行われているアイスホッケーのワールドカップにロシア代表として選手登録されているエブゲイ・ナボコフは、 膝の手術を終えたもののまだ出場できる段階ではない、としてしばらく試合には出場しないことを明らかにした。 今週の対アメリカ戦は観戦するだけの模様。

【またまたお詫びと訂正】

昨日の日記で、首位オークランドと2位アナハイムとのゲーム差は1と書きましたが、2でした。MLBの順位表でちゃんと確認したのに。 訂正しておきましたというお知らせのついでに、これからは船こぎながら書くのは控えますので、よろしくおねがいしますという事でした。



08/31/2004 メガネメガネを越える恐怖

久しぶりに白黒フィルムを現像しました。DMVで自分の移民ステータスを証明するのを並ばずに済ませるためだけに徹夜して行ったためか、完全な暗闇でやらなければいけないフィルムの缶を開けてリールに巻き取る作業になんと30分も費やした上に途中で詰まってしまったため、フィルム1本・36枚を犠牲にしてしまいました。電車とバスを乗り継いで2時間もかけたのに。

それに加えて、35mmフィルム2本同時に現像する際1リットル弱の現像液やら水やらの入ったボトルを最初の1分以後30秒に5秒ごと、というインターバルで30分ほど振り続けたために久しぶりに覚える下腕部の筋肉痛が不思議な感覚で気になって仕方がありません。 明らかに集中力を奪われています。

そして今スキャナを引っ張り出してきて一生懸命設定し直しているところですので、写真達は今週中にも皆さんのお目にかかれるかと。

【A's@白靴下ダイジェスト】

1回表、カツセイが放った大きなセンターフライを取り損ねたのが3ベースとなり、チャベスがセンターへ犠牲フライを放ち先制。2回にはクロスビーとカツセイのタイムリーツーベースで2点、3回にデュラーゾのタイムリーでさらに1点加えたオークランドは、ハーデンが7回5安打無四球1失点で乗り切り、最後の最後でローズがリーからソロホームランを打たれたが、アスレチックスが7-2でホワイトソックスを下した。ハーデンが9勝目をあげた。

今日西地区2位のアナハイムが東地区2位のレッドソックスに負け、東地区首位のヤンキースは0-22と記録的な大差(実際にホームでの最多失点被完封試合だそうです)で負けため、西地区首位のオークランドとアナハイムは3に、東地区のヤンキースとレッドソックスの差は3.5になった。

というわけで、今日こそは生活リズムを世間の標準的なものに戻すために早く寝ますのでこれにて。